感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第3話「天翔ける砦の奇蹟」

コロムビア・サウンド・アーカイブス キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤-

●伝説のSFアニメーション 「キャプテンフューチャー」特別番組 | アニマックス
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米国のSF作家エドモンド・ハミルトンによるスペースオペラ小説の金字塔『キャプテンフューチャー』を原作に持つ、NHKとしては『未来少年コナン』に続くTVアニメーションシリーズ。


原作の魅力である個性豊かなキャラクターたち、センス・オブ・ワンダーなメカニックやストーリーを、当時のSF的未来観も取り込みながら魅力的なビジュアルと骨太のアクションで描いた本作は、いまなお国内外で高い評価を受けている。再放送の機会も少ない“幻の作品”、2016年9月待望のBlu-Rayによる初パッケージ化にともない、今回特別に発売直前に、第1話~第8話までを特別放送!「幻のスペースオペラキャプテンフューチャー」にご期待ください。

放送 アニマックス。2016年9月24日(土)深夜放送。

【※以下ネタバレ】

第3話  天翔ける砦の奇蹟 (「恐怖の宇宙帝王」より)

 

あらすじ

 オットーが掴んだ情報によれば、宇宙帝王はメガラ人の祖先を名乗り、古代メガラ文明の遺跡「古え人(いにしえびと)の町」にメガラ人を呼び集めているという。キャプテンフューチャーはそのタイミングで宇宙帝王に再度接触しようと考える。

 またサイモン教授は「先祖返り病」が人間の脳下垂体の機能不全により発病していることを突き止めていた。脳下垂体は人間の成長に関係する器官で、その異常により人間の姿が保てなくなり猿人と化してしまうのだった。そして原因が判明したことで、治療薬の開発に目処が立ちつつあった。フューチャーは、宇宙帝王が腰のスイッチを操作することで、物質を通過できる状態と通常の状態を切り替えていることを掴む。

 ジョーンはフューチャーより先に宇宙帝王の正体を掴もうとして、逆に宇宙帝王に捕まってしまう。フューチャーはメガラ人の集会をこっそり偵察し、ジョーンが捕まっているのを見て救出に乗り込むが、オットー、ジョーンと共に古代メガラ文明の牢に閉じ込められてしまった。

 しかも宇宙帝王は人間に先祖返り病を発症させる光線をフューチャーたちに浴びせ、そのまま立ち去る。このままでは数時間以内にはフューチャーたちは猿人と化してしまう運命となったが、グラッグたちが駆けつけてフューチャーたちを救出し、完成していた先祖返り病の治療薬を投与したおかげで危機を脱した。

 一方、宇宙帝王は、古代メガラ文明の遺産が隠された衛星ヌーンにメガラ人と共に到着していた。宇宙帝王がメガラ星の都市に攻撃をかけるまで残り8時間しかない。続く。


感想

 30分しかないのに予想外に話が濃くて改めて驚きます。ジョーン捕まる→フューチャー助けに来る→一緒に閉じ込められる→グラッグたちが助けに来る→薬が完成していて危機一髪→でも宇宙帝王は既に準備万端、という流れを30分でこなして、しかも早回しという感じが全くしないのがすごい。

キャプテンフューチャー」の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com


恐怖の宇宙帝王―キャプテン・フューチャー (1974年) (ハヤカワ文庫SF)
恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近! <キャプテン・フューチャー全集1> (創元SF文庫)