「ポケモンより面白くしないと意味がない」 聖書をゲーム化する新聞社が次に仕掛ける「宗教改革ゲーム」ってどういうこと?
http://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/analog_game_01<急募!! 宗教改革遊戯>
1517年ルターの宗教改革から500年を記念し、
「宗教改革」をモチーフとしたゲームコンテストを開催!!
「宗教改革」を「ゲーム」に? 10月末に突然発表されたインパクトある告知に、アナログゲーム(ボードゲーム、カードゲーム)界はざわついた。どうやらキリスト教関係の新聞・雑誌を発行するキリスト新聞社(東京・新宿)が企画したものらしい。一体どういうことなのだろうか。
12月11日に東京ビッグサイトで開かれるアナログゲーム最大のイベント「ゲームマーケット ’16秋」にあわせ、発案者である週刊「キリスト新聞」編集長の松谷信司氏に真相を尋ねてみた。
という感じで始まる記事。このコンテストの話題は発表当時目にしたのですが、「どーせお堅い人たちが、ちょっとブームを目にして、素人考えで業界事情も知らないままに参入を企画したのだろう……」とか侮っていたら……、全然違ってました。
今回の記事では企画した偉い人に話を聞いているのですが、内容がいちいち「えっ、そうなの?」と驚かされるものばかりでした。
「宗教をゲームにするなんて不謹慎では?」という問いに対しては、
「こんなことやって怒られないのか」という反応は来ます。怒られるも何も、私たちはキリスト教に基づいて正当にやってきた企業です。私たちからすればそこまでタブー視するほどのことでもないし、信仰をゲームにしたから罰が当たるとか、そういった概念はキリスト教にはありません。もちろん一線はありますよ。エロ・グロはなしとか、クトゥルフ神話が出てくるのはさすがに広げすぎだろうとか。そこさえ守っていればタブーはほとんどありません。その程度のことでキリスト教の根幹には関係ないわけです。
さらに、編集長のゲームのキャリアがなかなか。
そうなんです。私は1976年生まれで、小学校低学年のときにファミコンが発売された世代ですが、厳格なキリスト教の家だったので買ってもらえなくて。そのかわりにアナログゲームをよく遊んでいました。小中学生のころにゲームブック【※1】が流行って、洋書を翻訳したものをよくプレイしていました。『モンスターメーカー』【※2】や『ウィズボール』【※3】もやっていました。TRPGもかなりやりました。友達とサイコロ振ってボソボソ語り合って、傍から見たら怪しい青春時代だったなと思います(笑)。
ウィズボール(笑) このゲームの名前が出てきた時点で、この方に非常に親近感が湧きました(笑)
そして
聖書は文学作品やサブカルチャーのコンテンツとして読んでも面白いんだというのを、多くの人に知ってもらえたらいいなと思っています。「中の人」があんなことをやっていたら私たちもやっていいんだ、と宗教に親しむハードルを下げていきたいです。
そんなスタンスでもいいんだ……、ちょっとキリスト教へのイメージが変わったかも。