感想:アニメ「無彩限のファントム・ワールド」第7話:ケモミミ娘が可愛い、そしてそれだけしかない空虚なエピソード


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関連サイト→TVアニメ「無彩限のファントム・ワールド」公式サイト http://phantom-world.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第7話 シュレーディンガーの猫屋敷

あらすじ

 ホセア学院では、突然生徒も教師も平気で居眠りをするようになったり、魚料理が無性に食べたくなったり、と、そのさまはまるで猫のごとくだった。そんな中、晴彦たちは久瑠美から、彼女の友人の飼い猫ルドルフが行方不明になったと聞かされ、捜索に乗り出す。翌日、奇怪にも学校の生徒の多くに猫耳と猫のしっぽが生えていた。

 小糸はこの怪現象の原因は、学院の外れにある封鎖された建物、通称「猫屋敷」にあると推測する。この建物はかつては寄宿舎で管理人が猫好きで、使用されなくなっても猫のたまり場となり、猫好きの生徒たちが出入りしていた。しかし事故が起きたため、以後完全封鎖されたという。

 晴彦たちは猫屋敷にファントム退治に乗り込むものの、相手の姿は見つからず、しかも内部は迷宮の様な状態で、完全に迷ってしまう。やがて晴彦たちは屋敷そのものがファントムだと気が付くが、同時に敵意が無い事も理解する。どうやらルドルフが迷い込んだことがきっかけで、以前の様に人が集まるように場所になりたかったらしい。晴彦たちは学院と交渉した結果、建物はまた生徒に解放されるようになった。めでたしめでたし。

脚本:吉田玲子

感想

 中身空っぽの、ひねりもなんにもないスッカスカエピソードで、小学生低学年向きに作られているのかと思えるくらい。生徒たちの行動が猫化した挙句ついには猫耳と尻尾が生えるとか「アホか」とつぶやいてしまいました。また最後の、「長い間うち捨てられていた建物が、掃除をしただけで使用可能になりました」というのもなんか違和感あるし。ところが、そんな話のシナリオ担当があの吉田玲子先生だった……、あー、こりゃ全て原作が悪いんですね、きっと。


 とまあ、話は空っぽでしたが、女性キャラたちのケモミミが可愛いかったのはまあよし。それと冒頭の「シュレーディンガーの猫」話を「パンツを履いているかいないか、スカートをめくってみるまで分からない」というレベルに置換していたのは素晴らしいアイデアだと思いました。こっちの方がずっと分かりやすいわ(笑) 「OH! モーレツ」は古すぎだけど。