感想:アニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」第7話「周波数は77.4MHz」


TVアニメ『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』OP主題歌「虹を編めたら」

関連サイト→アニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』公式サイト http://haruchika-anime.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第7話 『#07 周波数は77.4MHz』

あらすじ

 4月。ハルタ&チカは二年生に進級し、吹奏楽部にも新入生部員が参加して総勢23人となった。部員たちは他校との交流で自分たちのレベルの低さを実感し、コンクール目指して猛練習を行なおうと決意するが、顧問の草壁はあくまでも部活動よりも勉強を優先する考えを示し、中間テストの成績が振るわなかったものは部活を制限すると通達した。チカは成績優秀なハルタ&美代子&マレンに負けじと猛勉強を始めるが、深夜のラジオ放送で、若いパーソナリティ「カイユ」と七人の老人たちによるトーク番組を偶然発見する。その番組は以前市町村が開設したローカル局を民間が引き取って続けているものだったが、パーソナリティたちの素性もどこから放送しているかも明かされていない、謎めいたものだった。

 直後、吹奏楽部は生徒会長の日野原から、部費20万円追加と引き換えに、ある仕事を頼まれる。それは地学研究会の部長「麻生美里」を捕まえるというものだった。地研の部員は麻生も含めて全員元引きこもりで、麻生が全員を直接くどいて部活にだけ参加させており、学校とはほぼ無関係に活動していた。しかも地研は昨年市内から宝石レインボーガーネットを発見するという功績を上げ、以後活動費用は大学が負担していた。そして今年はさらにブルートパーズを発見したらしいが、大学に引き渡さなかったため、日野原は事情を確認しようとしていた。

 ハルタたちは草壁経由で麻生を捕まえ、事情を把握する。地研はブルートパーズを発見したものの、その過程でカイユの番組の放送場所を見つけてしまう。それは無認可の老人施設だった。麻生はそれを公にしないため、周囲の人たちから逃げ回っていたのだった。ハルタたちは浅生の案内でその施設に赴き、引きこもりの「檜山界雄」と出会い話をする(※前回「スプリングラフィ」で芹澤直子が言っていた幼なじみがこの界雄)。最終的に老人たちは別の施設に引き取られることが決まり、界雄も学校へ来ることになった。麻生からは界雄を吹奏楽部で鍛えるためと20万円が送られる。

脚本 : 吉田玲子

感想

 今回は設定が多くて中身が濃いのですが(おかげであらすじの文字数がすごい事に)、そのわりにあまり謎解き要素には重きをおいてないエピソード。まあ、引きこもり生徒たちの再生の物語、という風に見るべき話でしょうね。

 序盤、勉強に燃えるチカが自室から漫画本を外に放り出す描写が有るのですが、片方のマーガレットコミックス風の「レシーブNo.1 菊川千鶴」は、有名バレーボール物「アタックNo.1 浦野千賀子」のパロディだと即座に分かりましたが、もう一つの花とゆめコミックス風の「リベロの神様 鳥居さくら」って何と誰のパロディ? さっぱり見当がつかない……

 今回は、ラジオに出てくる老人役が、超々々大物の柴田秀勝でビックリ。またチカの母親役が佐藤利奈。うーむ、佐藤利奈って徐々に「○○の母親」役が増えてきたよなぁ。まあセラムンのレイちゃんもやってますけど。

TVアニメ「ハルチカ~ハルタとチカは青春する~」ED主題歌「空想トライアングル」