感想:アニメ「ブブキ・ブランキ」第11話「不死の少女」


TVアニメ「 ブブキ・ブランキ 」 オープニングテーマ「 Beat your Heart 」【通常盤】

ブブキ・ブランキ | BUBUKI/BURANKI http://bbkbrnk.com/
放送 AT-X。全12話。

【※以下ネタバレ】

第11話 不死の少女

あらすじ

 宝島にはアメリカ・ロシアに加えイングランドのブブキ使いまで現われ、ブランキの心臓を漁っていた。実は世界各国は独自の軍事力としてブランキを所有していたが、16年前に汀が宝島に登った際、ブランキの心臓を停止させる信号を発したため、世界各国のブランキは使用できなくなり軍事バランスは崩壊していた。そんな中で炎帝だけは礼央子が自分の体を心臓代わりにすることで起動可能で、炎帝は宝島から落下するブランキと戦い続けていた。礼央子は戦闘で死亡しても炎帝の力で肉体が再生されるため事実上不死だったが、脳へのダメージだけは回復しないため、再生する度に過去の記憶を失っていた。

 ロシアのブブキ使いチームのリーダーは、ブランキの心臓を大量に回収した後、宝島を爆破しロシアの首都に墜落させようとしていた。ロシアチームはその方針を巡って分裂し、リーダーは東にKOされる。

 新走宗也は黄金&木乃亜と戦っていたが、そこに的場井周作が現われ、何故か黄金を援護する。宗也と周作は相討ちになり、周作は自分に子供が生まれてブブキ使いの能力がそのうち消えるので黄金を普通の人間にしたかったとかなんとか言い出す。

 東たちが宝島の墜落に慌てていると、炎帝と共に礼央子が現われ汀を捕まえる。


感想

 ああ、もう、予想していた通りの、グッチャグチャの展開に。


 ラスト前回になって突然「巨大ロボ・ブランキは各国の抑止力として一機ずつ配備されてた」とか「汀がブランキの心臓を止めてその抑止力均衡を破壊した」とか、最初から説明しておくべき世界観を今更ながらに語りだしたおかげで、視聴しているほうは「ハァ?」としか言いようが無くなってきましたよ?

 そもそもブランキってなんなの? 正体不明の、空に浮かぶ宝島に住んでいる機械生命体か何かで、人間には扱えない存在で、だからブランキのせいで人間は滅びかけてきたんじゃないんですか? 鎌倉決戦のとき絶美さんがそんなことを言ってましたよ?

 ここにきて突然礼央子様が悲劇のヒロイン扱いされても、そもそも汀母さんとブランキ対決して負けたとかいう話も有ったじゃないですか。そのあたりの説明はどうなっているんですか?

 あと、ロシアブブキ使いたちの兄ちゃんが「ウハハハハ、宝島をロシアに落としてやるぜ」とか野望を語られても、ほんの数回前に出てきただけのポッと出のキャラにラスボスみたいな態度を取られてもねぇ、と当惑してしまいますし。


 このアニメ、精一杯好意的に考えれば、話を考えている人たちの頭の中には壮大な構想が有って、それは凄く面白いんだろう、とお察しします。でもその見せ方が下手くそすぎて、視聴しているほうがついていけないんですよね。そして、そんな不満を抱えたままもう次回が最終回……、まあそれなりの決着は付くのでしょうけど、メチャクチャ説明不足のオチなんだろうなぁ……