感想:アニメ「クロムクロ」第5話「学び舎に来た男」


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TVアニメ「クロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第5話 学び舎に来た男

あらすじ

 剣之介と由希奈は体内のナノマシンにより「アーティファクト」を操縦する力があり、他の人間にはアーティファクトは扱えないと判明したため、二人は国連軍に所属する事になった。さらに由希奈のクラスに剣之介が転入生として現れ、由希奈は驚く。剣之介は生徒たちにわりと好意的に迎えられるが、密かに由希奈が好きな赤城涼斗(石川界人)としては心中穏やかではない。

 そんな時、衛星軌道の「敵」宇宙船から、再度地表に物体が投下され富山市外に落下する。それは前回富山市を襲撃したのと同タイプの巨大ジオフレームだった。剣之介と由希奈は再度ムクロに乗り込み迎撃に向かう。

脚本:森田 繁/絵コンテ:平松禎史/演出:高橋正典/作画監督:宮下雄二/総作画監督石井百合子

感想

 相変わらず絶好調。全くの別世界から来たキャラが学校にやってきて大騒ぎ、という展開はベタそのものだが、それゆえに安心感がある。また清楚系ヒロインを密かに(?)好きなクラスメートとか、それを見守る悪友たち、とかいうシチュエーションも王道ながらにやけてしまう。

 終盤の敵メカの登場シーンは、煙の中から姿を現すところとか、カメラを引いた形の絵が多いとか、明らかに「怪獣物」の構図で、このあたりもなんとなく嬉しい。ところで舞台が富山市街ということで、富山市民には馴染みの光景で巨大メカが暴れるということですっごく嬉しいんじゃないでしょうか。

 剣道の授業で、剣之介が竹刀を「こんな竹の棒なんかで」云々と叫んでいましたが、竹刀って江戸時代に開発されたらしいから、戦国生まれの剣之介は知らないというのは筋が通っていて、ほほうと思いました。しかし剣之介は電子辞書をどうやってひいているの? キーボードはローマ字入力に見えたのですけど?

 侵略者(?)の宇宙船はどこかに立ち去ったのかと思ったら、前回の襲撃時からそのままずっと衛星軌道にいたのですね。逆に言うと、宇宙人が衛星軌道にずーっといるのに、普通の生活を送っている日本人って結構図太いなと思った。

 由希奈のクラスメートの茅原純大が持っていたスマホ、カメラ部分が「装甲騎兵ボトムズ」のスコープドッグのカメラ部そのままだった(笑)