感想:アニメ「クロムクロ」第7話「東雲に消ゆ」


TVアニメ「クロムクロ」EDテーマ 「リアリ・スティック」(通常盤)(CD ONLY)

TVアニメ「クロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第7話 東雲に消ゆ

あらすじ

 ムクロが敵ジオフレームを撃破した後、世界中では異星人にどう対処するかで、意見が交渉派と徹底抗戦派の真っ二つに割れていた。由希奈は「鬼」と聞いていた相手が人間そっくりだったのを見て、これ以上のムクロへの搭乗を拒否する。翌日登校した由希奈は、戦闘の様子を撮影していた赤城と茅原が昨夜以来行方不明になっている事を知る。やがて異星人から世界各国の言語でメッセージが送られてくるが、相手は「エフィドルグ」と名乗り、ムクロの返還を要求していた。一方、剣之介たちは由希奈が行方不明になっている事に気が付く。

脚本:檜垣 亮/絵コンテ:吉原正行/演出:岩月 甚/作画監督:小倉恭平 斉藤大輔 宮川智恵子 上村牧子 金情銀 沼田くみ子/総作画監督石井百合子

感想

 相変わらず絶好調。緩急をつけるというか、毎回戦闘という作りにせず、戦うときは戦うし、そうでないときは徹底的に日常描写、という構成なのですが、それで全く退屈しないというのが凄い。シナリオを良く練っているという事ですかね。

 ようやく異星人たちサイドの描写が入るようになりましたが、全員船内でも物凄い鎧を着こんでいて「四天王」みたいな感じで勢ぞろいしているのが、1970年代の東映巨大ロボット物の敵幹部たちみたいでつい笑ってしまいました。まああれが宇宙人的な正装なのでしょうし、「シリアスSF物なのに敵が妙に物々しい」というギャップを狙っているのかもしれません。宇宙人からのメッセージが妙に礼儀正しいのも「覚えたて」みたいな感じが出ていて良いですね。

 今回一番感心したのが、下校の最中に由希奈がアイスキャンデーを食べた後頭を押さえるシーン。あれ、冷たくて頭がキーンとなったのを表しているんですよね? それが正解なら芸が細かい。


 今回は「地味な展開ばかりで客が逃げると困る」というお心遣いか、ブール自習時にJKやらカウンセラーの先生やらの派手な水着姿とかが鑑賞できて満足満足。