感想:映画「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013年:アメリカ)


ダイ・ハード/ラスト・デイ<最強無敵ロング・バージョン> 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定)    [Blu-ray]

日曜洋画劇場テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/nichiyou_2012/bk/data/01794.html
放送 テレビ朝日 2015年2月1日(日)

【※以下ネタバレ】

ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンは、ブルックリンの警察署で、長らく疎遠だった息子のジャックがモスクワで警察沙汰を起こし投獄されたことを知る。ジョンは、娘ルーシーに見送られ、ジャックの身柄を引き取りにロシアを訪れるのだが、ジャックが出廷するはずだった裁判所が突然爆破されテロ事件に巻き込まれてしまう。ジョンは相変わらずの運の悪さを呪いながらも、混乱状態に陥った状況でジャックと再会を果たすのだが、謎の武装テロ組織の執拗なまでの攻撃を浴びるはめに。かくして、二人のマクレーンは、大物政治家や大富豪、軍人らが暗躍する世界を震撼させる大規模犯罪に立ち向かう!

あらすじ

 ジョン・マクレーンは行方知れずだった息子ジャックがロシアで警察沙汰を起こして逮捕された事を知り、モスクワまで引き取りに向かう。ところが息子がいる裁判所は突然爆破され、出てきた息子がテロリストとカーチェィスを始めたため後を追う事に。実はジャックはCIAのエージェントで、ロシアの要人コマロフを裁判所から助け出し、大物政治家チャガーリンの犯罪の証拠を受け取ってロシアから連れ出す手はずになっていた。しかしチャガーリン一味の襲撃を受け、コマロフは連れ去られ、味方は全滅してしまう。

 ジョンとジャックはコマロフがチェルノブイリ原発跡に連れて行かれたと判断し、後を追う、実はコマロフが悪の親玉で、その目的はチェルノブイリにあるウランを売って大金を手に入れることだった。それを知ったマクレーン親子はコマロフ一味を皆殺しにして堂々アメリカに戻る。おしまい。


感想

 評価は△。


 ストーリーはたるいが、アクションシーンは凄かった。前半のカーチェイスは、ジョンが高架から車を下に落として、下の道を渋滞している車の屋根を踏み潰しながら進んでいくとか、もう一々金かかってそうだなぁというシーンの連続。やはりハリウッド資本には適わない、と痛感させてくれるシーンの連続でした。しかし、今回ジョンはどう考えても自分からトラブルに積極的に関与してますよね。ちっとも「運の悪い男」じゃなかったと思う。


 それにしても、この映画の「ロシア人はとにかく全員悪人」という世界観は、ある意味すがすがしいくらいです。無邪気にアメリカの正義を体感させてくれる、良い宣伝映画と言えましょう。


■監督
ジョン・ムーア
■製作
レックス・ヤング
ウィク・ゴッドフリー
■製作総指揮
トム・カーノウスキー
ジェイソン・ケラー
スキップ・ウッズ
■脚本
スキップ・ウッズ
■撮影
ジョナサン・セラ
■プロダクションデザイン
ダニエル・T・ドランス
■衣装デザイン
ボヤナ・ニキトヴィッチ
■編集
ダン・ジマーマン
■音楽
マルコ・ベルトラミ


■キャスト
ジョン・マクレーン ブルース・ウィリス中村秀利
ジャック・マクレーン ジェイ・コートニー野沢聡
ユーリ・コマロフ セバスチャン・コッホ(伊藤和晃)
アリク ラシャ・ブコヴィッチ(関俊彦