海外ドラマ「X-ファイル シーズン8」あらすじ・感想まとめ

 ドラマ「X-ファイル シーズン8」(全21話)のあらすじと感想のまとめです。
(※以下、ネタバレが含まれています。ご注意ください)



アメリカでの放送時期

 2000年11月〜2001年5月(全21話)


ストーリー展開

◆導入部
 失踪したモルダーを探すため、カーシュ長官代行の指示でジョン・ドゲット捜査官が現場指揮官に任命される。しかしドゲットは捜査の過程で目撃した超常現象を報告書に書いてしまい、カーシュの不興を買って、X-ファイル課に左遷されてしまう。

◆中盤
 UFOから置き去りにされたモルダーの死体が発見されるが、その後宇宙ウイルスの影響でモルダーは蘇生する。ドゲットは転属のチャンスを断りX-ファイル課に残る事を選ぶ。モルダーはFBIに復職するものの、結局退職せざるを得なくなる。スカリーも産休でX-ファイル課を離れる。

◆結末
 人間社会には、人間とすり替わった新種の異星人「代替人間」が、地球侵略の尖兵として潜伏していることが明らかとなる。代替人間たちはスカリーの子供が自分たちの脅威になると考えスカリーを付け狙うが、何故か生まれた子供を無視して立ち去る。ドゲットはカーシュも代替人間の一味だと疑い、モニカ・レイエスをX-ファイル課に招く。


登場人物

●フォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカブニー)
 FBI捜査官。シーズン7最終話(22話)「レクイエム」でUFOに誘拐され、以後行方不明となるが、第15話「デッドアライブ Part2」で帰還する。その後、X-ファイル課から外され事務の仕事をやらされていたが、第18話「到来」でFBIを辞職した。


●ダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン
 FBI捜査官。X-ファイル担当。シーズン7最終話(22話)「レクイエム」で妊娠していることが解り、身重で捜査に挑む。最終回(第21話)「誕生 Part2」で息子ウィリアムを出産する。


●ジョン・ドゲット(ロバート・パトリック
 FBI捜査官。初登場は第1話「サーチ・フォー・モルダー Part1」。特捜班のリーダーとして失踪したモルダーの捜索を命じられるが、カーシュの不興を買い、X-ファイル担当捜査官に左遷される。超常現象には懐疑的。


●モニカ・レイエス(アナベス・ギッシュ)
 FBI捜査官。初登場は第14話「デッドアライブ Part1」。宗教関係の犯罪が専門。「宇宙エネルギー」を感知できると自称する。最終回(第21話)「誕生 Part2」でX-ファイル課に転属となる。


●ウォルター・スキナー(ミッチ・ピレッジ)
 FBI副長官。スカリーとドゲットの上司。超常現象肯定派となった。


●アルビン・カーシュ(ジェイムズ・ピッケンズJr.)
 FBI長官代行。ドゲットに失踪したモルダーの捜索を命じた。超常現象の話題を嫌悪しており、X-ファイル課閉鎖を企んでいる。


●ローン・ガンメン
 モルダーの友人のオタク三人組。
 「メルビン・フロハイキー」(トム・ブレイドウッド)。一番背が低い
 「リチャード・ラングリー」(ディーン・ハグランド)。長髪。凄腕のハッカー
 「ジョン・フィッツジェラルド・バイヤーズ」(ブルース・ハーウッド)。髭。一番長身。背広。


●アレックス・クライチェック(ニコラス・リー)
 元秘密組織の一員。モルダーの父親とスカリーの姉を殺した犯人。最終回(第21話)「誕生 Part2」でスキナーに射殺された。


あらすじ・感想リスト

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話数タイトル原題評価
01 サーチ・フォー・モルダー Part1WITHIN
02 サーチ・フォー・モルダー Part2WITHOUT
03 爪痕PATIENCE
04 ロードランナーROADRUNNERS
05 冥界の使者INVOCATION
06 レッドラムREDRUM
07 第三の目VIA NEGATIVA
08 透視SUREKILL
09 救済SALVAGE
10 バドラBADLAA×
11 ギフトTHE GIFT
12 メデューサMEDUSA
13 受胎PER MANUM
14 デッドアライブ Part1THIS IS NOT HAPPENING
15 デッドアライブ Part2DEADALIVE
16 パスワードTHREE WORDS
17 秘密EMPEDOCLES
18 到来VIENEN
19 孤立ALONE
20 誕生 Part1ESSENCE
21 誕生 Part2EXISTENCE


シーズンを通しての感想

 シーズン前半のモルダー抜きの展開、新キャラのドゲットとスカリーの新コンビの誕生、中盤のモルダーの奇跡の復活、終盤のスカリーの子供にまつわる陰謀、など山あり谷ありの展開で期待以上に楽しめたシーズンでした。シーズン7限りで、モルダー役のドゥカブニーがレギュラーを降板したのですが、それをものともせずパワーダウンするどころか、過去数シーズンよりよほど面白くなっていたのは意外だったし、また嬉しいことでした。