感想:アニメ(新番組)「はんだくん」第1話「半田くんと女の友情」


はんだくん 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

はんだくん 公式ホームページ|TBSテレビ http://www.tbs.co.jp/anime/handaanime/
放送 BS-TBS。全12話。

【※以下ネタバレ】

書道の大家の息子にして、自らもその道で活躍する高校生書道家・半田清。学校ではその近づきがたい佇まいから孤高のカリスマとして一目置かれているのだが、本人はそれを「嫌われている」と思い込んでいた…。

第1話 半田くんと女の友情

あらすじ

・本編に入る前

 半田清のファンクラブ的な存在「半田軍」の三人(相沢・二階堂・筒井)は、半田君が主人公のアニメの第一話がテレビで放送されたのに、それを見逃してしまった事を知り大騒ぎ。相沢はアニメを作った会社ディオメディアにいきなり電話し、再放送してくれるように頼むが、当然門前払いされてしまう。仕方なく三人は、自分たちで真の半田君アニメを作るが、それを見せられた近藤は酷評して三人の怒りを買うことに。そこになんとディオメディアからアニメ第一話の関係者向けバージョン(白箱)が届いたため、四人は早速視聴を開始する。という設定で本編スタート。


・本編「半田くんと女の友情」

 半田清(はんだ・せい)は書道の大家の息子で、本人も高二にして書道家。周囲は清を尊敬の目で見つめているが、清はそれを嫌われているのだと思って、周囲に壁を作りまくりだった。ある日、清はクラスメートの森麻衣子から手紙を渡され放課後校庭裏に呼び出されるが、清は皆に取り囲まれて酷い目に合わされると思い込み、なんとか回避しようとする。しかし全て上手くいかず、結局麻衣子とその友達のジュリが待ち受ける校舎裏に赴くことに。続く。


・その後

 半田軍の三人が、「えっ、ここで続く?」とか驚きつつ、プロの作ったアニメには勝てないよなぁ、自分たちの作ったアニメはどうしよう? 半田さんに渡そう、とか言っているシーンで〆。


感想

 評価は○。


 2014年7月から9月に放送されたアニメ「ばらかもん」の原作から派生したギャグマンガをアニメ化した作品。

 「ばらかもん」がゆったりした空気の中に妙なおかしみのある作風、という独特な雰囲気だったので、こちらも似たような空気の高校生生活バージョンなのかな? と思って、いざ見てみたら全然違ってた(笑) いきなり半田軍とか出てくるし、劇中の人物が「ディオメディアが作った『はんだくん』のアニメが放送された!」とかメタ発言するし、自分たちでアホみたいなアニメを手作りするし、と、もう一言でいってバカ(笑)


 ええっと思って原作を読んでみたら→ http://www.ganganonline.com/contents/handakun/ 、原作もホントにそんな感じだった(笑) まさかギャグ四コマ漫画だったとは。

 このアニメの制作が発表されたとき、「ばらかもん」とは制作会社も声優も違うというので軽く騒ぎになりましたが、声優は変えてよかったのでは…… 「こんな馬鹿げた『ばらかもん』とは全く違うアニメなのに、同じ声優を使うなんて非常識にも程がある」とか叩かれていたと思うよ(笑)

 まあかなりくだらなさそうなアニメですけど、シリーズ構成がおなじみ横手美智子先生なので、それなりには期待して良いんじゃないですかねぇ?

スタッフ情報
【原作】ヨシノサツキはんだくん」(月刊「少年ガンガンスクウェア・エニックス刊)
【監督】湖山禎崇
【シリーズ構成】横手美智子
【キャラクターデザイン】松本麻友子
【脚本】横手美智子、國澤真理子、平見瞠
【プロップデザイン】ハニュー
美術監督】菊名香
色彩設計松原陽子
【撮影監督】伊藤康行
【編集】岡祐司
【音楽】伊藤賢
【音楽制作】ランティス
【音響監督】川添憲五
【アニメーション制作】ディオメディア



音楽
【OP】Fo'xTails「The LiBERTY」
【ED】鈴村健一「HIDE-AND-SEEK」



キャスト
半田清:島粼信長
川藤鷹生:興津和幸
相沢順一:広瀬裕也
二階堂礼緒:柿原徹也
筒井あかね:細谷佳正
近藤幸男:山下大輝