感想:アニメ「マクロスΔ(デルタ)」第16話「ためらい バースデイ」


TVアニメ「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック1

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放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第16話 『Mission 16 ためらい バースデイ』

あらすじ

 ハヤテはアラドが父親と知り合いだったと知らされ驚くが、アラドは何故か詳しい話をすることを避けているようだった。戦争の状況は、ウィンダミアの攻勢が一時的に止まり、平穏が訪れてた。カナメは、以前に美雲とフレイアが遺跡のシステムを伝って風の歌い手と繋がったことから、これがウィンダミアに対抗する鍵になるのでないかと調査を提案する。

 一方、レイナはフレイアの誕生日が数日後に迫っていることから、ワルキューレとデルタ小隊によるサプライズパーティーを企画する。ハヤテはプレゼントに何を贈っていいか解らず、見かねたミラージュが一緒に買い物に出かける。そしてその二人の後を、野次馬根性丸出しのレイナ・マキナ・チャックの三人が興味津々で尾行していた。しかし何かを思いついたハヤテはミラージュを放り出してそのままどこかに行ってしまう。

 そしてフレイアの誕生日当日。遅れて駆けつけたハヤテは雪の発生装置で店の周りに雪を降らせ、フレイアを大喜びさせる。そしてハヤテとフレイアの良い雰囲気を眺めつつ、ミラージュは涙を流す。


脚本:待田堂子/絵コンテ:島津裕行、河森正治/演出:宮澤良太/総作画監督:長田好弘、まじろ/作画監督:日高真由美、関口雅浩、山中正博


感想

 遅まきながらハヤテ・フレイア・ミラージュの三角関係が描かれてそれなりに満足できた回。デート的な買い物を通して、ようやくミラージュのハヤテへの恋愛感情が具体的に描写されて、やっと「三角関係」と堂々と名乗れる雰囲気になってきました。しかし多分これは、脚本が初登場の待田堂子氏だったからで、シリーズ構成で脚本の大半を書いている根本歳三氏は恋愛要素を書く気(もしくは能力)が無いらしい……、マクロスデルタで恋のさや当てとかそういうのは期待してはいけないっぽいですね。なんてこったい。


 そして……、雰囲気は良かったけど、恋愛話を描くのが遅すぎ! 既に折り返し点を過ぎており、今となってはちゃらちゃらした恋愛感情をはぐくんでいる場合では無く、ウィンダミアの銀河系侵攻とそれの阻止にストーリーの全時間をつぎ込まないといけない時期でしょうに……、この期に及んで、丸一回かけて優雅にハヤテとミラージュのデートとか、フレイアのサプライズパーティーとか、そういうことをしているなんて、このアニメのペース配分は一体どうなっているのか……


一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら
いけないボーダーライン
絶対零度θノヴァティック