感想:アニメ「世界の闇図鑑」第10話「最期を見つめる奇面」

宇宙怪物図鑑 復刻版 (ジャガーバックス)

テレビ東京あにてれ 世界の闇図鑑 http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yamizukan/
放送 ネット配信。5分ショートアニメ。全13話。

【※以下ネタバレ】
 

第10話 最期を見つめる奇面

 

あらすじ

監督:上野遼平
イラストレーター:海老原 優


その謎の面は、ヨーロッパのとある骨董品屋に並べられていた。太古の昔より人々の顔を覆い、様々な悲劇を目撃してきた面が、装着する者を恐怖の世界へと誘う。

 ヨーロッパのとある骨董品屋に一人の男がやって来る。男は目についた奇怪な面について主人に尋ねると、主人は「世界中で最期を見てきた面」だといい、売る気は無さげだった。男はつい面をかぶってみると、何故か人が処刑される光景が見えてくる。この面は処刑対象者がかぶらされるもので、目の部分が閉じるようになっており、処刑執行者を見えないようにする、という仕組みが有った。

 男は、面をかぶらされた人間が次々と殺されるシーンを目にして、これが本当に過去に有った事なのか、はたまたただの幻覚なのか、解らなくなる。ところが、目の前に刀を持った男が現れ、面をつけているからお前は処刑対象だと話しかけてきた。男はパニックに陥るが、面を外そうにも顔に張り付いて離れなくなっていた。男は慌てて店の外に飛び出すが、車にはねられて死んでしまう。そして、そばにあるはずの面は消え失せていた。

感想

 怪談系エピソードで、最初から最後まで予定調和的な展開を見せますが、それがまた良いんだ。基本的に紙芝居アニメですが、一部実写があり、暗闇に人の両眼だけが浮かんでぎょろぎょろ周囲を見回すシーンは、生身ゆえの不気味さがありました。
 
 

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