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神のアンテナ (宇宙英雄ローダン・シリーズ545) 文庫 2017/5/24
H・G・フランシス (著), クルト・マール (著), 若松 宣子 (翻訳)
超越知性体セト=アポフィスは、みずからの去就をかけて“自転する虚無”すなわちフロストルービンの自転をとめようとしていた。ハルト人イホ・トロトはそれを挫くべく、超越知性体の支配を逃れた抵抗グループの仲間とともに、科学者ラウデルシャークの基地を破壊する計画をたてる。そこが、自転をとめる“制動物質”の製造拠点だからだ。ところが、異なる種族のよせあつめからなる抵抗グループは、一枚岩とはいえず…
発売日 = 2017年5月24日(水)
サイクル= 第16サイクル「宇宙ハンザ」
【※以下ネタバレ】
内容
◆1089話 神のアンテナ(H・G・フランシス)(訳者:若松 宣子)
イホ・トロトは、セト=アポフィスがフロストルービンの自転を止めようとしていることを知り、抵抗グループを率いて阻止しようとするが!?
またまた究極生物アウエルスポール登場。過去の話を調べてみると、どうもフロストルービンでのトロトの物語はフランシス先生が専属で書くことに決まっているようで、先生のオリジナルキャラのアウエルスポールがとにかくしつこくしつこく出てきます。ほぼ本編とつながりがないオリジナルの凄キャラを勝手に(?)創造して活躍させるのはどうかと思うなぁ。
◇1090話 カルデク・サークル(クルト・マール)(訳者:若松 宣子)
ポルレイターがローダンたちに通告した、盗まれた「カルデクの盾」が返却期限が間近に迫り!?
この話は難解でした……、正直、キウープが何をしてゲシールを《ソル》から引きずり出したのか、そのあたりの過程がよく理解できなくて……、《ソル》船内に残っていたスプーディもどうなったのか不明だし。あとローダンがゲシールの魅力に参らないように未認可の危なそうな薬をやたら乱用しているという描写はちょっと引きました、うん。
前半そこそこ、後半イマイチ、のお話でした。
表紙絵
メインはアトラン、背景はスプーディに乗っ取られている狂気状態のゲシール。
あとがきにかえて
担当は「若松宣子」氏。全1ページ。猫を飼っている話。
次巻予告
次巻は546巻「ハイパー空間封鎖」(H・G・エーヴェルス)(2017年6月8日(木)発売予定)。