感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第50話「半獣人の謎」


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東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第50話 半獣人の謎 (「人工進化の秘密」より)

 

あらすじ

 15作目「人工進化の秘密!」編・第2回(全4回)

 キャプテンフューチャーたちは、エーテル過流の中で未知文明の難破船と遭遇した。フューチャーは難破船から運んできた金属で補強材を作り、ライトニングを強化することでエーテル過流からの脱出に成功した。

 一方、ノートンたちのコメット号は惑星アアルに到着し、ジャングルの中にある廃墟都市に着陸した。その都市には「人間もどき」と自称する住人や、彼らに使役される人間の顔を持つ馬などがいた。ノートンは「人間もどき」の酋長と友好関係を結び、彼らから人工進化について聞き出そうとする。

 フューチャーたちは遅れてアアルに到着するが、ライトニングがもう持たず、ジャングルに不時着してしまう。一行は不時着前に見た都市らしいものを目指して進むが、やがて人の顔を持つ虎や馬と遭遇する。彼らはライトニングの中に残っていたヘルメット(オットーが難破船から持ってきていた)を見て、フューチャーたちを「古(いにしえ)の人々」だと信じ込んでいた。

 フューチャーは彼らから話を聞き、半獣人についての知識を得る。彼らの先祖は人間だったが、その昔邪悪な者たちによって体を獣に変えられてしまったのだという。そしていつの日か「古の人々」が戻ってきて、自分たちを人間に戻してくれると信じていた。そして廃墟に住む「人間もどき」は、彼らを捕まえては家畜のように働かせたり、あるいは面白半分に殺すのだという。

 フューチャーは、半獣人たちに、彼らを人間に戻すと約束し、その代わりに悪人と戦うために力を貸してほしいと呼びかける。そして廃墟都市ラプーンに何か金属があるのを見た、という情報を得て、ラプーンへと向かった。

 一方、ウインタースはノートンからもう用無しだといわれ苦り切っていた。ジョーンはウインタースに自分たちを解放して一緒に逃げようと説得する。ノートンは「人間もどき」たちがただの野蛮人で、人工進化の秘密を知らないことに気が付き、いら立っていた。

 フューチャーたちはラプーンに到着し、ジョーンたちの救出とコメット奪回のため、街へと潜入した。続く。

脚本:安藤豊弘

感想

 結構ボリュームのある展開を30分に上手くまとめていて、感心することしきりの回でした。

 しかし今回のフューチャーの演説内容が……、半獣人に向かって「キミたちを人間に戻す」と力強く約束していますが、それでいて仲間には「彼らの遺伝子を元に戻すことで人間の子供が生まれるようにする」と言っているんですよ。約束が違うじゃん。
 
 

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