【映画】感想:映画「アルゴ」(2012年:アメリカ)

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BSフジ http://www.bsfuji.tv/top/list/moviedrama.html
放送 BSフジ 2017年8月27日(日)

【※以下ネタバレ】
 

 1979年11月、全世界を震撼させた大事件が起きた。革命が続くイランで、過激派がアメリカ大使館を襲撃し、大使館員を人質にとった。彼らの要求は、悪政の限りを尽くしてアメリカに逃げた前国王の引き渡し。混乱のなか大使館から6人が脱出、カナダ大使の家に身を隠すが、見つかれば公開処刑は間違いない。絶望的な状況を打破するため、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスが呼ばれた。


 トニーの“名案”は、ウソの映画を企画し、6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げ、出国させるという作戦。特殊メイクの第一人者で、『猿の惑星』でアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバースが協力、瞬く間にプロデューサーと脚本が用意され、SFファンタジー「アルゴ」の盛大な記者発表が行われた。
(2012年アメリカ)

 

あらすじ

 1979年。革命の起きたイランでは、逃亡した国王をかくまうアメリカは憎悪の対象となっていた。そしてついにアメリカ大使館に暴徒が突入、大使館員の内六人は逃亡に成功するものの、残りは全員人質となってしまう。逃げた六人はカナダ大使の家に匿われ、二か月間経過するが、捕まれば処刑は間違いない状況だった。

 アメリカ側は六人を助け出す計画を練るが、どれも見当はずれで成功の見込みの乏しい物ばかりだった。CIA局員で救出作戦のスペシャリスト・トニー・メンデスは、六人を映画の撮影のためにイランに来た外国人と偽装し、イランから連れ出すという作戦を立案する。

 トニーは知人である映画人ジョン・チェンバースに協力を依頼し、「アルゴ」という架空のSF映画の制作をでっち上げ、大々的にニュースにさせる。その上でカナダ人としてイランに乗りこみ、六人に接触すると、各人に架空の映画スタッフとしてのプロフィールを記憶させる。

 そしてようやく六人を脱出させる日が来たが、決行直前、軍が救出のため特殊部隊を派遣するという計画が持ち上がり、トニーは上司から計画の中止を告げられる。しかしトニーはそれを無視して計画を進め、上司の必死のフォローもあり、無事六人の救出に成功するのだった。

感想

 評価は○。

 なんか思っていたよりこじんまりしていた映画でした。劇場公開当時の宣伝ぶりだと、CIAの仕立てた数十人規模のニセ撮影隊がイラクに乗りこんで、イラク大使館の人質人間全員を救い出すかのような勢いでしたけどね。

 しかしまあ、テンポが良くてそれなりには面白い映画でしたよ。

 ベン・アフレック演じるトニーはカッコいいのですが、それ以外のキャラ、人質も上司もみんな服装とか髪型が1970年代風にリアルにダサいのが、なんとも見事だなぁと思いました。

 トニーの吹き替えは、我らが森川智之氏。洋画のカッコいい系主人公の半分はこの人が吹き替えているような気がする……
 
 

<BSフジ日曜シアター>映画『アルゴ』
http://www.bsfuji.tv/argo/pub/index.html
吹替
2017年8月27日(日) 21:00~23:15


出演者・スタッフ
<出演者>
トニー・メンデス:ベン・アフレック
ジャック・オドネル:ブライアン・クランストン
レスター・シーゲル:アラン・アーキン
ジョン・チェンバースジョン・グッドマン
ほか <スタッフ>
監督:ベン・アフレック

 
 

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