【アニメ】高千穂遥の語る「スタジオぬえ」誕生秘話が面白すぎる(笑)

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 スタジオぬえってご存知ですか? 会社名なのですが、21世紀のオタクにはあまり聞き覚えの無い名前でしょうが、1980年代を生きたアニメ・SFオタクには、ドストライクで色々と感じさせられるところのある名前です。

 あのマクロス河森正治が若いころいた会社だとか、その「マクロス」の初代を企画した会社、とかいえば若い人もなんとなく通じるかしらん? 「宇宙の戦士」のパワードスーツのデザインとかいうのは……、通じないだろうなぁ……(遠い目)

 さて、今日、初代社長だった高千穂遥が、そのスタジオぬえの誕生秘話を語っているインタビューを読んでしまって、今頃ほぇぇ、そういう会社だったのか、と知ったのですが、内情が面白かった(笑)

それは同人仲間から始まった

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 季刊でアニメのメカについて色々と語る雑誌「グレートメカニックG」というものがありまして、最新号9月16日発売「2017AUTUMN」で特集として「無敵超人ザンボット3」が扱われています。で、ザンボットの関係者という事で、高千穂遥が登場するのですが、「いやー、ザンボットの事は覚えてないや」とか言って(笑)、スタジオぬえ誕生秘話とかそういう関係ない事ばっかり喋ってました(笑)


 以下、そのかいつまんだ内容。


 同人誌仲間の松崎健一宮武一貴、加藤直之らが大学やデザイナー学校を卒業することになり、今やっていることを仕事にしたい、ということで、会社を作ろうという事になった。誰も会社の事は知らないので仕方なく自分が大学生なのに社長になり、会社「クリスタルアートスタジオ」をたちあげた。これがのちのスタジオぬえ

 最初は「ひらけポンキッキ」の仕事をしていた。

 そのうち、サンライズの仕事を請けて、ゼロテスターのメカデザから始まって、長浜監督のコンバトラーVとかに参加した。ドスプレッシャーとかの武器名は高千穂の考案。やがて富野の企画(サンポット3)にも関わっていった。でも高千穂自身はあまり関わっていない。

 やがて高千穂が「クラッシャージョウ」を書いたら一巻目からバカ売れした。イラストが安彦なのは自分が安彦の絵が好きだったから。しかし当時安彦はイラストとか描いたことが無かったので、自分がトーンの貼り方を教えた(笑)

 スタジオぬえは会社というより「各人が得意分野でてっぺんを取ろう」みたいな感覚でやっていた。

 云々。

 一応ウィキペディアにも同じようなことは書いてありますが、当事者が語るのだからリアリティが違うよね。同人仲間が立ち上げた会社だったんかい。