【漫画・アニメ】永井豪先生がトーク番組「アナザースカイ」に出演していたので、内容を書き起こしてみた (2018年1月5日放送)

マジンガーZ 1 (トクマコミックス ハイパーホビー)

another sky-アナザースカイ- http://www.ntv.co.jp/anothersky/
放送 日本テレビ系。

【※以下ネタバレ】
 

内容

http://www.ntv.co.jp/anothersky/contents/2018/01/post-2046.html
TITLE
永井豪さん
DATE
2018.01.05
COUNTRY
イタリア/ローマ


漫画家。1945年生まれ。
1967年、『目明しポリ吉』でデビュー以降、『マジンガーZ』『デビルマン』『ハレンチ学園』『キューティーハニー』等、数々の国民的作品を生み出す。

 「アナザースカイ」は日本テレビトーク番組で、今田耕司中条あやみがMC担当。毎回のゲストが「第二の故郷」を訪ねるとかいう趣旨の模様。今回のゲストは御大・永井豪で、イタリア・ローマを訪問。


・1967年に22歳でデビュー。漫画家キャリア50年。


・永井『漫画家になったのは手塚治虫先生の影響。小学校2~3年生の頃には友達に漫画家になると宣言していた』


永井豪はイタリアでは大人気。特にアニメ「鋼鉄ジーグ」が有名。


・永井『「鋼鉄ジーグ」はおもちゃ屋さんに「磁石でパーツがくっつくロボットを考えて」と言われて作った』


・永井『「ゲッターロボ」もおもちゃ屋さんの注文。主役を三人にすればおもちゃが三倍売れるので何か考えて、と言われて知恵をひねった』


・永井『1970年に発表した「鬼」は、剣闘士映画「スパルタカス」の影響で描いた。当時ハレンチ学園がヒットしすぎてギャグマンガ家としか見てもらえなかった。「鬼」はシリアス物でストーリー漫画家に転身するきっかけとなった作品』


・永井『「マジンガーZ」は中世の鎧がイメージ。目を覆う部分を口にしてみた』


・永井『デビルマンの妖鳥シレーヌは「サモトラケのニケ」に影響を受けている』


・永井『女性の裸は、昔は写真とか手に入らないので、彫刻の裸体像を参考にした』


・永井『「ハレンチ学園」がヒットすると、ワイドショーに引っ張り出されてPTAとかに叩かれた。しかし子供からの応援の手紙が凄かったので頑張った。「大人はもっといやらしいものを見ているのを知っている」「どんどん描いて」と応援されたので、叩かれても前に出ようと思った』


・イタリアで鋼鉄ジーグをモチーフにした映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」が作られ大ヒット。永井がガブリエーレ監督を表敬訪問。当然監督も永井豪ファン。「アメリカのヒーローと違い、永井漫画は善と悪の明白な境界線が無い。何事も白黒で割り切れないとかを考えさせてくれる」と絶賛。


ローマ国際映画祭では新作のマジンガーZアニメをいち早く公開。


・永井『今「デビルマンサーガ」という作品を描いている。編集長のたっての希望。昔感動した作品をもう一度見たいと言われた。自分としては全くの新作を描きたいが、編集者サイドからは昔の感動した作品をもう一度という希望が強く、どうしてもリメイク漫画ばかりになってしまう』


・永井『明日描く作品が自分の最高傑作になるのでは、という気持ちで描いている』

感想

 永井豪先生がトークに出演。ハレンチ学園の裏話とかなかなか面白かった。あと最近リメイク的な漫画の嵐なのは、先生の意向ではなく編集者のせいだったのか! デビルマンとかもう昔の漫画読めばいいんだから、まっさらの新作描かせてあげてよ!
 
 
画業50周年愛蔵版 デビルマン 1 (ビッグコミックススペシャル)
キューティーハニー The Origin (復刻名作漫画シリーズ)