TVアニメ「ハクメイとミコチ」公式サイト http://hakumiko.com/index.html
放送 BS11。全12回。
【※以下ネタバレ】
第12回(最終回) 紅髪の記憶 (2018年3月30日(金)放送)
あらすじ
・「第25話 紅髪(あかがみ)の記憶」
かつてハクメイが世話になった「緑尾老(りょくびろう)のキャラバン」が街の近くを通りかかると知り、ハクメイとミコチは一目でもキャラバンを見ようと、丘に出かける。
しかしアクシデントで、ハクメイたちが気が付いた時にはキャラバンは既に通り過ぎて後ろ姿しか見えない状態だった。ハクメイは念のためにもってきていた爆薬を爆発させることで、キャラバンに自分たちの存在を気が付かせ、元気なところをアピールするのだった。
脚本:吉田玲子/絵コンテ:木野目優、安藤正臣/演出:笹原嘉文/作画監督:金子美咲、成川多加志、樋口博美、藤田亜耶乃、山田勝/作画監督補佐:黒澤桂子、安形佳己/動物アクション監修:夕澄慶英!/総作画監督補佐:永田陽菜
感想
最終回にも拘わらず、相変わらず中身の無い話でした。まあそういう作風のアニメだとは知ってましたけどね。
総括
評価は○(そこそこには面白かった)。
コロボックル的な小人の女の子二人が主人公の、童話っぽい感じのファンタジー系アニメ。なんか予想していた内容と違いましたが、それなりには楽しめました。
内容は「森の奥に建っている家に同居しているハクメイとミコチの二人が、仕事をしたり、二人で遊びに行ったり、近所付き合い的なことをしたり、という日常を描く」という物。
小人の女の子たちが主役だというので、視聴前は「妖精」というかそういう感じの幻想的な方面の話かと思っていたら、1話目を見たら、普通に家に新聞が配達されてくるし、大きな街に出かけて市場で買い物したり行きつけの店でコーヒーを飲むし、と、地に足の着いた近代世界の日常話だったので、正直面食らいました。第一、ハクメイもミコチも、仕事をして自活している「大人の女性」であって「女の子」じゃなかった(笑)
さて、評価の方ですが、面白かったかと言われたら、「ちょっと微妙」という点数になってしまいますね。毎回毎回日常系の話が展開されるのですが、内容があまりにも日常すぎて別に面白くもなんともない、という話ばかりで。いわゆる日常系でも「ホントに普通の事しかしていないのに面白い」という作品もあるわけですが、これはそうじゃなかったなぁと。
まあ、他に類を見ないタイプの作品ではあることは認めますけど、「見ていてもう楽しくて楽しくて」という程では無かったです。でもまあ、途中で見切らずに、最終回まで視聴し続けたくらいですから、悪い物でも無かったとは思います。
ということで、大好きという程ではないにしても、「まあそこそこには良かった」という評価となりました。まっ、ハクメイやミコチたちの、あのしもぶくれのキャラデザは愛嬌が有って味が有りましたし、主役二人を担当した声優(ハクメイ:松田利冴、ミコチ:下地紫野)のどちらも全然知らない若手なのに、仕事はしっかり出来ていましたしね。
おまけ
この物語の世界ですが、最初は「人間の世界が別にあって、この小人や動物たちの街は人間の目の届かない秘境的なところに有るのかな?」とか考えていたのですが、実のところは現実世界とは全く異なる異世界で、ハクメイやミコチたちミニスケールのあの生き物があの世界の「人間」なのですかね……? 小人用の鉄道が有るくらいだから、多分完璧異世界なのでしょうね……
というところから、想像の翼を広げ『実は舞台はすごい未来(数十万年後とか)の地球で、人類が文明を失い肉体も動物たちよりはるかに小さくなってしまった世界の物語だった」とか妙な設定を考えてしまいました(笑)
ハクメイとミコチ。
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。
制作会社
ラルケ
スタッフ情報
【原作】樫木祐人「ハクメイとミコチ」(「ハルタ」KADOKAWA刊)
【監督】安藤正臣
【シリーズ構成】吉田玲子
【キャラクターデザイン・プロップデザイン】岩佐とも子
【総作画監督】岩佐とも子、伊藤麻由加
【背景美術】草薙(KUSANAGI)
【美術監督】栗林大貴
【美術統括】須江信人
【美術設定】須江信人、綱頭瑛子
【色彩設計】南木由実
【撮影監督】中川せな
【編集】及川雪江(森田編集室)
【音響監督】飯田里樹
【音楽】Evan Call
【音楽制作】ランティス
【アニメーションプロデューサー】比嘉勇二
音楽
【OP】Chima「urar」
【ED】ミコチ(cv.下地紫野)&コンジュ(cv.悠木碧)「Harvest Moon Night」