アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」公式サイト http://gineiden-anime.com/
放送 BS11。全12話。
【※以下ネタバレ】
第12話(最終回) 死線(後編)
あらすじ
帝国領に攻め入った同盟艦隊は、ラインハルトが指揮する帝国艦隊により壊滅的打撃を受けた。同盟首脳部は、このまま撤退したのでは責任問題になるので、艦隊の生き残りに対し、アムリッツァ星系で戦力を再編し帝国に一矢報いるように命じる。
同盟艦隊の僅かな生き残りはアムリッツァを目指し、それに気が付いたラインハルトも同盟艦隊に決定的打撃を加えようと考える。かくして両軍が決戦のためアムリッツァを目指した。<完>
感想
ここで終わるか?というあまりにもあまりなところでの最終回。しかし作り手からすれば、テレビシリーズとその後の劇場版とでワンセットというつもりだろうから、ひどいとか中途半端な放り出しとかいう感覚は無いと思われます。
まあ、見ているこっちも、別に「なんでここでラストぉぉぉ (T△T)」なんて気持ちにはならなかったので、わりとどうでも良いです。
ところで、今回はキルヒアイスが一言もしゃべらなかった(笑) 担当声優の梅原裕一郎が病気で降板して代役を立てる余裕も無かったと思われます。
総括
評価は○(まずまず面白かった)。
原作は1980年代に(ガンダムとか並みに)オタの一般常識レベルに普及した作品(※2010年代にはライトノベル扱いというのにはちょっと違和感あるけどね……)。また1990年代から90年代に作られたアニメは、原作を全て網羅する超大作で、未だにファンも多し。
という事で今更新解釈でアニメを作り直し云々という話はどうかなぁと思ったのですが、まあ悪くは無かったんじゃないですかね。別にラインハルトが宮野真守で、ヤンが鈴村健一でも特に文句無かったし、原作のイメージぶち壊しという事も無かったし。
しかし、正直に言えば大して面白い作品でも無かったなと。このアニメを1クール通してみた感想は、「銀英伝て、こんなにつまらん話だったっけ」です。帝国と同盟がドタバタして、どっちもアホが勢ぞろいしているので、相対的にまともな頭を持つラインハルトとヤンが超天才扱いされる、という話の流れは原作ママですが、アニメを見ていてかったるくて仕方なくて……
ということで、私にはさして心に残る作品ではありませんでした。
数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟の二国に分かれた。この二国家の抗争は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘を繰り返されてきた。そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。「戦争の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「黒髪の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。 ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。
制作会社
Production I.G
スタッフ情報
【原作】田中芳樹(東京創元社刊)
【監督】多田俊介
【シリーズ構成】高木登
【キャラクターデザイン】菊地洋子、寺岡巌、津島桂
【総作画監督】後藤隆幸
【特技監督】竹内敦志
【メカデザイン】竹内敦志、臼井伸二、常木志伸
【オリジナルメカデザイン】加藤直之
【企画・製作】松竹・Production I.G
【監修】らいとすたっふ
【企画協力】キティエンターテインメント
【制作協力】徳間書店
音楽
【OP】SawanoHiroyuki[nZk]「Binary Star/Cage」
【ED】ELISA「WISH」
キャスト
ラインハルト・フォン・ローエングラム:宮野真守
ヤン・ウェンリー:鈴村健一
ジークフリード・キルヒアイス:梅原裕一郎
ユリアン・ミンツ:梶裕貴
パウル・フォン・オーベルシュタイン:諏訪部順一
ウォルフガング・ミッターマイヤー:小野大輔
オスカー・フォン・ロイエンタール:中村悠一
アレックス・キャゼルヌ:川島得愛
ワルター・フォン・シェーンコップ:三木眞一郎
ウィリバルト・ユアヒム・フォン・メルカッツ:石塚運昇
シュターデン:水内清光
フォーゲル:藤原貴弘
エルラッハ:楠見尚己
アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト:竹内良太
パエッタ:ふくまつ進紗
パストーレ:目黒光祐
ムーア:櫻井トオル
ラオ:畠中祐
ジャン・ロベール・ラップ:小野友樹
ナレーション:下山吉光