感想:アニメ(新番組)「京都寺町三条のホームズ」第1話「ホームズと白隠禅師」

京都寺町三条のホームズ(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

TVアニメ「京都寺町三条のホームズ」 http://kyototeramachi-holmes.com/
放送 BSジャパン

【※以下ネタバレ】
 

京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ、骨董品店『蔵』。
女子高生の真城葵はひょんなことから『蔵』の店主の息子、家頭清貴と知り合い、アルバイトを始める。
清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭く『ホームズ』と呼ばれていた。
葵は清貴とともに、客から持ち込まれる骨董品にまつわる様々な依頼を受けていく。

 

第1話 ホームズと白隠禅師

 

あらすじ

 京都寺町三条にある骨董品店「蔵」。アルバイトの女子高生・真城葵は、二週間前この店に来た日のことを回想する。

 二週間前「蔵」に女子高生(葵)が現れ、店員の家頭清貴(やがしら・きよたか)に掛け軸の鑑定を頼む。掛け軸は禅僧・白隠慧鶴(はくいんえかく)の本物で、値段が付けられないほどの高価な物だった。清貴は葵が家族に内緒で掛け軸を持ってきたことを指摘し、事情を聞く。

 葵は半年前埼玉から京都に引っ越してきたが、遠距離恋愛中だった恋人に捨てられ、その後友人がその後釜に座ったことを知り、二人に恨みごとを言うために埼玉までの旅費を欲していたのだった。清貴は葵に、この店のアルバイトで旅費をためるように説得する。

 そんな経緯で葵は「蔵」のアルバイトになったのだった。

感想

 評価は△。

 推理物アニメだと思っていたのだけど……、これわぁ……

 そもそも「家頭」→「ホーム+頭(ず)」→「ホームズ」とかいう設定がこじつけこの上ないし、日本人に向かって「ホームズさん」とか呼んで恥ずかしくないのかと、小一時間(以下略)

 また葵が掛け軸を持ち込んだ事情に推理要素が有るのかと思ったら、「遠距離恋愛していた男に捨てられたので、京都から埼玉まで行く旅費を稼ぐため掛け軸を売ろうとした」という、あまりにもしょうもない真実に、お笑いの舞台みたいにズッコケそうになりました(笑) なんだそりゃ(笑)

 あと、良い話みたいに持って行こうとしているけど、祖父の遺品を勝手に売り飛ばそうとしたとか、このヒロイン葵ちゃん、相当の常識知らずか悪じゃないですか?

 というわけで全然ノレないアニメでした。石川界人とか遊佐浩二とか木村良平とかイケメン系担当声優をそろえているということは、やっぱり女性向けの「なんちゃって推理物」かな。あと、ヒロイン葵(富田美憂)の声が何故田村ゆかりの互換品に聞こえてきた……、疲れているのかな。
 
 

京都寺町三条のホームズ


制作会社
スタジオ・セブン


スタッフ情報
【原作】望月麻衣、秋月壱葉(「月刊アクション双葉社刊)
【監督】佐々木勅嘉
【シリーズ構成】山下憲一
【キャラクターデザイン・総作画監督】伊藤陽祐


キャスト
真城葵:富田美憂
家頭清貴:石川界人
梶原秋人:木村良平
円生:遊佐浩二
滝山利休:小林沙苗

 
京都寺町三条のホームズ(2) (アクションコミックス(月刊アクション))