【うんちく】ディストピアとは「廃墟の世界」という意味じゃない

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
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ディストピア感がすごい 見頃が終わって枯れた「ひまわり畑」の写真がダークな雰囲気 - ねとらぼ
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その風景はまさにディストピアといった感じです。

 
 うん、この記事の執筆者は「ディストピア」の意味を完全に間違って覚えてますよね。「文明が滅んだ廃墟世界」の意味だと思っているでしょ。ブッブー、ですわ!(黒澤ダイヤ風に)
 
 

ディストピアの本当の意味を意味を知ろう

 「ディストピア」は「ユートピア」の反対の意味の言葉、と正しく理解していれば、「理想郷」の正反対、つまり「こんなところには暮らしたくない」という世界の話だと分かるはず。

 つまり、

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ディストピアとは?】「監視社会」や「行動の制限」などの“あるある”から徹底解説。 | P+D MAGAZINE
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ジョージ・オーウェルによる『1984年』。舞台は、思想や言語、結婚をはじめとする生活の物事に統制が行われている世界。このように、政府による徹底的な管理下におかれた市民が、人間としての尊厳や人間性までを否定される作品ジャンルは“ディストピア小説”と呼ばれ

  
 です。この記事には「ディストピア」の例がいくつも挙げられているので、間違わないようにしたいものですね。
 
 
すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)