感想:アニメ「SSSS.GRIDMAN」第12話(最終回)「覚醒」:やはり予想通りトリガーアニメでしか無かったよ……

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TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト https://gridman.net/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
【※以下めちゃくちゃ辛辣に書いていますのでご注意ください。ファンは読まないほうが良いです】
 

第12話(最終回) 『最終回 覚醒』 (2018年12月22日(土)放送)

 

あらすじ

 アレクシス・ケリヴはアカネを怪獣に変え、怪獣化したアカネは街で暴れ出した。アンチ/グリッドナイトは怪獣の中からアカネを引っ張り出すものの、アレクシス・ケリヴに刺されて重傷を負い、アレクシス・ケリヴは今度はアカネを自らの体内に取り込み巨大化する。

 裕太、キャリバー、マックス、ボラー、ヴイット、アンチが合体することでついに本来のグリッドマンが復活した。アレクシス・ケリヴはアカネの心を利用して無限の命を獲得し、グリッドマンを圧倒する。しかしグリッドマンはアカネの心を癒すことでアレクシス・ケリヴの力の源を封じ、ついに倒すことに成功した。

 「神」のアカネは六花と挨拶をした後姿を消し、グリッドマンたちも元の世界へと戻っていった。おしまい。


脚本:長谷川圭一 絵コンテ:雨宮哲 / 演出:宮島善博 / 作画監督:杉本ミッシェル、長谷川哲也 / 制作進行:市山力也


感想

【※以下めちゃくちゃ辛辣に書いていますのでご注意ください。ファンは読まないほうが良いです】

 うーん、まあトリガーアニメだったね。グリッドマンが最後の最後に特撮バージョンになったのはちょっと感心したけど、結局アカネってなんだったのとか、よくわからなかったよ。

 あと一番最後にの実写場面が放送されましたけど、アレ何? あれがアカネだと言いたいんだったら興ざめですが……


総括

【※以下めちゃくちゃ辛辣に書いていますのでご注意ください。ファンは読まないほうが良いです】


 評価は△(期待外れ)。


 25年前の特撮番組「電光超人グリッドマン」のアニメ版でしたが、これが期待外れにも程が有ったというか。まあストレートなヒーロー物を期待していたのが大きな勘違いだったんでしょうね。トリガー製作のアニメだから。


 平凡な学生・響裕太は突然記憶喪失になると同時に、古いパソコンの画面から「グリッドマン」なる存在に呼びかけられていることに気が付く。やがて街に巨大な怪獣が出現して暴れ出し、裕太はグリッドマンに呼ばれてパソコンの中に吸い込まれ、次の瞬間グリッドマンとして戦う事に……



●特撮ドラマ版のガチ続編だったよ

 1993年に放送された「電光超人グリッドマン」のアニメ版という事で、最初は特撮ドラマ「ウルトラマン」と、アニメ「ザ・ウルトラマン」の関係と同じだと思っていたんですよ。特撮ドラマをアニメに移し替えて作った、という位置づけ作品であって、基本的に特撮版とは関係が無いと考えていたわけです。


 実際スタッフも放送前にこんな風に言っていましたし。

アニメ「SSSS.GRIDMAN」特集 監督・雨宮哲(TRIGGER)、脚本・長谷川圭一インタビュー - コミックナタリー 特集・インタビュー
https://natalie.mu/comic/pp/ssss_gridman
「知ってる人しか楽しめないような昔のリメイクにはしたくない」という意向

 
 ただねぇ。良く良く読むと「そういう意向だったけど、無理が有ったので止めた」云々と書いてあるんですよ(笑) 裏を返せば暗に「前作の事が解らないと全然理解できないからそのつもりで」と匂わせていたんですね(笑) 読解力が乏しくてそのサインに全然気が付いていなかった(笑)


 実際、このアニメは、前作を知らない人は置いてきぼりの要素がたくさん。例えば、舞台の街は「天井」が有って普通の世界でないことが解りますが、要するにこれは舞台の街が特撮版グリッドマンの設定にあった「コンピューターの中の世界 コンピューターワールド」で有ることを示しています。つまりアニメに登場した裕太たち以下のキャラクターは全て人間ではなく、「コンピューターの中に存在するデータ」な訳です。もっともアニメの中では一言も説明しませんでしたけど。

 さらに酷いのが、第6話に登場した謎の少女。エンディングに表示されたキャラ名で「怪獣少女アノシラス(2代目)」という名前とは解りましたが、アニメの中ではこの娘に対して何一つ説明されず、アニメ版しか見ていない人間には何が何だか、のまま終わってしまいました。

 この娘が何者かというと、特撮版グリッドマンの方に「アノシラス」という怪獣が出てきており、その二代目だとそういうわけです。前作を見ていない人を完全に切り捨ててますね。イヤーン。

 結局この作品は、25年ぶりに作られた「新生」グリッドマン、ではなく、25年ぶりに作られた「特撮ドラマ版の続編」だったのです。いや、それなら最初からそう説明してくれていれば良かったのに。誤解していたよ。



不安定な神様

 ダブルヒロインの一人、萌え萌え眼鏡っ子の新条アカネたん。最初は「世間の全てが気にくわず、怪獣で世の中をぶっ壊してやる、と燃えているひねくれ女子」かと思っていたら……、途中から「私は神様」とか言い出して、もう苦笑いするしか無くなりました (^-^;)

 この作品は、スーパーヒーロー物かと思いきや、どっこいセカイ系アニメだったとは。主人公のクラスメートが世界の命運を握っていて、主人公が友達と一緒にそれに立ち向かう、って、やっぱりセカイ系というやつですよね?

 まあこの設定と、アノシラス云々の話を重ねてきたあたりで、もうついていけなくなったのです。まあトリガーが普通のスーパーヒーロー対怪獣のバトル物を素直に作るわけが無かった。

 しかし最後の最後までこの自称神様のアカネが何者なのか良く解らんかったな……、



●ココがイイところ!

 とは言え、このアニメにもイイ所も有りました。

 一つはオープニングテーマ曲「UNION」(OxT)で、めっちゃノリが良くてカッコイイ。10月スタート作品の中で最高の曲だったと言えましょう。( ´∀`)b


 もう一つは、女の子キャラがめっちゃエロ可愛いこと(笑) 六花のムチムチ太ももとか(笑) 六花もアカネも「ほーら、オタクはこんな娘大好きでしょ?」というポイントを直撃してきて、こいつぁたまらんみたいな感じでしたな(笑)



●結論

 まあ、女の子のエロさとオープニング曲は最高、みたいな作品でした。ストーリーの方は期待外れでしたが、トリガーが普通のスーパーヒーローものを作るはずが無かったのに、それを予期できなかった自分が悪かった、という事で。 
 

SSSS.GRIDMAN


ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。
そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。
グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。
突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、

その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた――。


1993年から放送されたTVシリーズ電光超人グリッドマン」。まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」といった概念を先取りした内容で人気を集めた。そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定!


アニメーション制作は、2015年日本アニメ(ーター)見本市で公開された「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作したTRIGGERが担当する。監督は、同作でも監督を務めた雨宮哲。


あの時の未来が現実になった2018年、グリッドマンがアニメーションの世界で蘇る――。



制作会社
トリガー


スタッフ情報
【原作】「電光超人グリッドマン」(円谷プロ
【監督】雨宮哲
【脚本】長谷川圭一
グリッドマンデザイン】後藤正行(円谷プロ
【キャラクターデザイン】坂本勝
【アレクシスデザイン】コヤマシゲト
【怪獣デザイン】西川伸司、丸山浩、板野一郎、山口修、前田真宏、坂本勝
【アシストウェポンデザイン】野中剛
【ジャンクデザイン】三宮昌太
【ヒロイック作画チーフ】牟田口裕基


音楽
【OP】OxT「UNION」
【ED】内田真礼「youthful beautiful」


キャスト
響裕太:広瀬裕也
グリッドマン緑川光
海将斉藤壮馬
宝多六花:宮本侑芽
新条アカネ:上田麗奈
サムライ・キャリバー:高橋良輔
マックス:小西克幸
ボラ―:悠木碧
ヴィット:松風雅也
謎の少年:鈴村健一
アレクシス・ケリヴ:稲田徹
六花ママ:新谷真弓
なみこ:三森すずこ
はっす:鬼頭明里

 
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