感想:アニメ「ゴブリンスレイヤー」第12話(最終回)「ある冒険者の結末」:ダーク&バイオレンス&エロファンタジー

Rightfully(初回生産限定アニメパッケージ)(特典なし)

TVアニメ「ゴブリンスレイヤー」公式サイト http://www.goblinslayer.jp/
放送 BS11。全12話+総集編1話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回) ある冒険者の結末 (2018年12月29日(土)深夜放送)

 

あらすじ

 ゴブリンスレイヤーは、逃走するゴブリンロードを待ち受けて戦いを仕掛け、女神官の助けを借りて戦いに勝利する。他のゴブリンたちもパーティメンバーの妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶や、他の冒険者たちが皆殺しにしていた。

 戦いの後酒場で祝勝会が開かれ、女神官はゴブリンスイレヤーに兜を脱いで顔を見せて欲しい頼む。そしてゴブリンスレイヤーが素顔を見せた途端、冒険者たちや受付嬢がゴブリンスレイヤーの周囲を取り囲んでワイワイ言っているシーンで〆。

感想

 第1話が陰惨極まりないアレで始まった割には、オチは結構爽やか風味でした。驚いたね。

総括

 評価は○(そこそこ面白かった)。

 一話目があまりにもあんまりすぎるストーリーだったので、これは駄目かもと思ったのですが、最終的にはそこそこ楽しめました。


 女神官は成人したことをきっかけに冒険者として登録し、初仕事としてやはり初心者の冒険者たちと共にゴブリン退治に挑むことになった。だが彼らの想像とは全く違い、ゴブリンは弱小モンスターではなく狡猾さと凶暴さを併せ持つ難敵で、彼らはたちまち壊滅状態に追い込まれる。しかし死にかけた女神官の前に、ゴブリンを狩る事に全てを捧げる男「ゴブリンスイレヤー」が現れ……


 知識ゼロで視聴したら、一話目からいきなり血がドバドバ出るスプラッタ系というのにも仰天しましたが、さらにゴブリンたちが人間の女を凌辱するという設定なのには吹っ飛びました(笑) いやあ、そういうの、アダルト分野のゲームや小説ではおなじみの設定ですが(※通称「くっころ」)、テレビアニメでそういうのをやるとは思わなかった。

 一話目の展開があまりにもあんまりに酷くて憂鬱になったので、それ以降見続けるのを躊躇したのですが、さすがに二話目以降は少しマイルドになったし、中盤からは仲間がわさわさ増えて、わりと普通の(?)ファンタジー冒険ものになったのでなんとか踏みとどまれました。展開がやたらきついのを気にしなければ、結構行けるストーリーでしたし。

 しかし、幼女(?)女神官はスレイヤーさんに助けられた恩義があるからくっついているのはまあ分からなくもないのですが、エルフとかドワーフとかトカゲはなんでスレイヤーさんとずっと一緒にいたんでしょうかね? ゴブリン退治はしょぼい仕事のはずなのに。

 ドワーフの声の中村悠一ってあの中村悠一なんですよね? どこからあんな声だしてんの? トカゲ男の杉田智和が安定の杉田風味だったので余計に驚かされたですわ。

 ストーリーの方向もエロシーンも合わせてアダルツな風味のアニメでしたが、まあそこそこには楽しめましたかな。思ったよりは悪くなかったです。
 
 

ゴブリンスレイヤー



「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」


辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで
銀等級(序列三位)にまで
上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだ
パーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、
ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。


彼は手段を選ばず、手間を惜しまず
ゴブリンだけを退治していく。
そんな彼に振り回される女神官、
感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。
そんな、彼の噂を聞き、
森人(エルフ)の少女が依頼に現れた――。



制作会社
WHITE FOX


スタッフ情報
【原作】蝸牛くも(「GA文庫SBクリエイティブ刊)
【原作イラスト】神奈月昇
【監督】尾崎隆晴
【シリーズ構成・脚本】倉田英之
【脚本】黒田洋介
【キャラクターデザイン】永吉隆志
【音楽】末廣健一郎



音楽
【OP】Mili
【ED】そらる「銀の祈誓」



キャスト
ゴブリンスレイヤー梅原裕一郎
女神官:小倉唯
妖精弓手東山奈央
牛飼娘:井口裕香
受付嬢:内田真礼
鉱人道士:中村悠一
蜥蜴僧侶:杉田智和
魔女:日笠陽子
槍使い:松岡禎丞

 
ゴブリンスレイヤー (GA文庫)