感想:アニメ(新番組)「エガオノダイカ」第1話「ソレイユの少女」:明るすぎる一話目はブラフかもしれない……

エガオノカナタ

TVアニメ「エガオノダイカ」公式サイト http://egaonodaika.com/
放送 AT-X

【※以下ネタバレ】
 

地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。
王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。
毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。
日々を彩るのは、忠実な家臣たち。
教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団総長ハロルド、
そして……幼馴染の側近、ヨシュア
「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」
「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」


ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……
笑顔は生きるためには、欠かせないから。


これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

 

第1話 ソレイユの少女

 

あらすじ

 舞台はその昔人類が植民したどこかの惑星。ソレイユ王国の王女ユウキの12歳の誕生日が盛大に祝われる。ユウキは12年前事故で両親である国王夫妻を失くしていたが、幼馴染みで兄妹のように育った騎士団員ヨシュアや、教師役であるレイラ、近衛騎士団総長ハロルドたちに囲まれ、立派な統治者を目指している。

 そんなある日、ユウキは辺境伯の家臣である双子の姉弟の騎士団員ユニとルネの訪問を受ける。ユニはユウキを試すように、堂々と王族はもはや不要ではないかとの意見をぶつけ、ヨシュアを激怒させる。ヨシュアはユニとルネにシミュレーションのバトルで決闘を申し込む。

 ヨシュアは自分の実力を見せるため、あえて1対2の不利な条件で戦うものの、やはり劣勢となる。それを観戦していたユウキは黙っていられず、ヨシュアをサポートし、二人は見事なコンビネーションで戦いに勝利する。

 ハロルドやヨシュアたち近衛騎士団は、隣国グランディーガ帝国との折衝のため、国境へと旅立った。ユウキや重臣たちには隠されていたが、国境地帯では両国は既に戦闘状態に突入していた。


脚本 猪爪慎一
絵コンテ 鈴木利正
演出 鈴木利正
作画監督 丸山修二、小美野雅彦、服部憲知、加野 晃、滝 吾郎、下川寿士


感想

 評価は(なんとか)○。

 もはや絶滅危惧種の巨大ロボ登場アニメ。しかもタツノコ製作。あまつさえキャラデザインがすんごい可愛い系。という事で全然期待していなかったら、思ったよりはマシな部類でした。まあ王女と平騎士団員が仲良しとか、説明口調の状況説明とか、なんとなしの底の浅さは感じるものの、それほど悪くはないレベル。

 今後の予想としては、部下が勝手に戦争を拡大していって全面戦争に突入してしまい、天真爛漫な王女様がだんだん現実の重荷に押しつぶされて鬱状態になっていくダーク系になりそうな気がします。タイトルが「笑顔の代価」だしなぁ。今まで笑っていた分、今後代価を払ってもらう、という予告じゃないかな。つまり明るいのは一話目だけで後は物凄い鬱展開になると見た。

 と、そのあたりの事がちょっと気になる内容ではあるので、しばらく注視していきたいところです。

おまけ

 公式サイトで、帝国のロボット兵器の背後の姿を見て、太陽炉でも積んで居そうだな、と思ったら、やっぱりガンダムOOメカデザイナーの人の作品でした……
 
 

エガオノダイカ


制作会社
タツノコプロ


スタッフ情報
【原作】タツノコプロ
【原案】湯浅光、のぶし(NOB-C)
【キャラクター原案】のぶし(NOB-C)
【監督】鈴木利正
【シリーズ構成】猪爪慎一
【キャラクターデザイン】中村直人
【ソレイユ王国メカニックデザイン】渭原敏明
【グランディーガ帝国メカニックデザイン柳瀬敬之
【音響監督】たなかかずや
【音楽】伊藤翼



音楽
【OP】Chiho feat. majiko「エガオノカナタ」
【ED】キミノオルフェ「この世界に花束を」


キャスト
ユウキ・ソレイユ:花守ゆみり
ステラ・シャイニング:早見沙織
ヨシュアイングラム松岡禎丞
レイラ・エトワール:佐藤利奈
ハロルド・ミラー:神奈延年
イザナ・ラングフォード:置鮎龍太郎
ユニ・ヴァンキッシュ小市眞琴
ルネ・ヴァンキッシュ榎木淳弥
ゲイル・オーウェンズ:松山鷹志
リリィ・エアハート:長久友紀
ヒューイ・マルサス増田俊樹
ピアース・ソーン:石谷春貴
ブレイク・ボイヤー:白石稔

 
この世界に花束を