トクサツガガガ|NHK ドラマ10 https://www.nhk.or.jp/nagoya/gagaga/
放送 NHK総合。全7回。
【※以下ネタバレ】
商社勤めのOL・仲村 叶(小芝風花)は特撮をこよなく愛する隠れオタク。
仲村の母親(松下由樹)は、女の子らしさを好み、特撮のことを嫌っている。それゆえ母はもちろん、職場の同僚たちにも特撮オタクであることは一切秘密だ。そんな仲村は日々の生活の中でさまざまなピンチに陥る。「ど、どうすれば…」。すると、突然、仲村の脳内が特撮モードに切り替わり、彼女にしか見えない特撮ヒーローが現れ、彼らの言葉に勇気づけられた仲村は、次々にピンチを切り抜けていく。
そして、特撮オタクの先輩・吉田さん(倉科カナ)や同僚・北代さん(木南晴夏)、小学生の男の子・ダミアン(寺田 心)、コワモテ・任侠さん(竹内まなぶ)など、新しい仲間と出会い友情を育み、特撮オタクOLとしてパワーアップしていく。
日常生活で直面する「あるある!」な壁に葛藤しつつも前向きに奮闘する仲村の姿を描くコメディードラマ。
第1話 『#1 トクサツジョシ』 (2019年1月18日(金)放送)
あらすじ
24歳のOL仲村叶(小芝風花)は隠れ特撮オタクである。幼少から、母(松下由樹)にその趣味を拒絶され、ずっと隠してきた。会社では小野田(本田剛文)やチャラ彦(森永悠希)ら同僚にオタばれしないように、気を使っている。そんなある日、同じ特撮好きの小学生(寺田心)と仲良くなる。また、通勤途中に特撮のマスコットをかばんにぶら下げた、年上の女性(倉科カナ)を見かけて、知り合いになる方法を探し始める。
仲村叶(なかむら・かの)は、職場では女子力の高いOLを演じているが、実は自宅は特撮グッズが溢れかえる、子供のころからの生粋の特撮オタだった。叶は最近は「獅風怒闘ジュウショウワン」にドハマりしていたが、通勤電車の中でジュウショウワンのキャラの一人「トライガー」のマスコットを付けた女性を見かける。
特撮仲間に飢えていた叶はなんとかしてその女性に自分がジュウショウワンファンだと知らせたいと思うが、同時にオタばれすることを危惧して苦悩する。知恵を絞った結果、叶は自分もガチャで自分の推しキャラ「シシレオー」を手に入れてカバンにつけるが、一般人からはゆるキャラ人形ににしか見えないようにする。
そんなこんなで色々やっているうちに、叶は職場の同僚たちに強引にカラオケに連れていかれてしまう。しかし叶が知っているのは特撮ソングだけであり、そんなものを歌えば一発で特オタとバレて汚物のような目で見られるのは必至である。しかし叶は窮地で名案が閃き、特撮ヒーロー「エマージェイソン」の主題歌を『子供の頃に見ていて覚えていた懐かしい曲』のふりをしてたどたどしく歌い、なんとかピンチを切り抜ける。
その帰り。叶はトライガーマスコットを付けた女性にシシレオーの人形をアピールし、オタ同士互いが特撮好きだと通じ合う。
感想
評価は○。
原作は漫画。ピッグコミックスピリッツで連載しているのは知っていたのですが、スピリッツの漫画なんてロクに読んでいないので今まで全く読んだこと無くて。
ドラマの方ですが、まあまあ面白かったです。途中までは、劇中番組として、結構良く出来た特撮ヒーロー物が放送される程度で特に……、という評価でしたが、カラオケに連れていかれて特撮ソングしか知らないのに同僚からは歌え歌えとせかされたからがめっちゃ盛り上がりました。
追い込まれた叶の心境に連動して、(叶しか見えない)「カラオケ怪人」が現れ「ウワハハハ~、ついにお前が特撮オタだとばれる日が来たのだ~~!」とかめっちゃ煽って来たと思ったら、今度はヒーロー「エマージェイソン」が現れて「生活を守るために正体を隠すのは悪ではない」とか名言だかなんだかよく解らないような事を忠告してくれた後、特撮ソングを歌う際にオタクとバレないように下手に歌うコツを伝授してくれたりして、この辺りの展開には腹抱えて笑いました。
今後もこんな特撮バカ小芝居が見れるなら期待してもよさそうです(笑)