驚き!ニッポンの底力 https://www4.nhk.or.jp/P3782/
放送 NHK BSプレミアム。
【※以下ネタバレ】
内容
「自動車王国物語3」
[BSプレミアム]
2019年7月13日(土) 午後9:00~午後10:30(90分)
衝撃のクルマが続々登場!空を飛ぶ?水に浮かぶ?遠隔操作もできる自動運転。2秒以下で時速100kmに到達!自動車王国ニッポンが世界に誇る夢の技術の最前線を紹介。
絶対に事故を起こさないため、あえて低速にし公共交通機関がない山間地で実用化を目指す自動運転技術。人材派遣会社が町工場と作った、世界トップレベルの加速度を誇る電気自動車。家電メーカーが開発した映画館のようなコンセプト車に、54m伸ばしても揺れないはしご車など。異業種の人たちやベンチャー企業が熱い思いを胸に生み出した、世界を驚かす夢の車の数々を一挙紹介!車好き必見。昭和の名車もたっぷりとお見せします。
●ニッポンの自動運転 目指せ世界一の”安全”
いま世界では自動運転自動車の開発競争が繰り広げられている。しかし日本のあるメーカーは技術的な進歩よりまず「安全」を第一に考えて開発している。
開発対象は通常の自動車ではなくゴルフカートの様な車で、低速で運転し事故を徹底的に起こさないようにしている。乗客として想定しているのは地方に住む交通弱者で、お年寄りが自宅から病院まで行くのをサポートするようなイメージ。
遠隔で人間が運転を監視しており、もし機械が対処できないような事態が発生すれば、人間が遠隔操縦することも可能。
日本のある会社が開発した電気自動車(EV)は、スタートしてから二秒以内に時速100キロまで加速できるという性能がウリ。これはF1のレーシングカーでも達成できない超性能で、「モンスターEV」と呼ぶのにふさわしい。
この車は技術系の人材派遣会社の社長が自分のロマンで構想し、ある会社に作ってもらったもの。2020年4月に50台限定で市販予定で、お値段はなんと4億円だとか。
●夢の世界が現実に? ”空飛ぶ車”
自動車関係の技術者が集まって空飛ぶ車を作ろうとしており、目標は2020年東京オリンピック開幕式でのデモ飛行だという。メンバーはその道の専門家たちが無償で協力しており、こういう人たちを「プロボノ」と呼ぶ。無人機での離陸は成功しており、今年秋に有人機での飛行を目指しているという。
●家電メーカーが開発 未来の車はこうなる?
パナソニックは2030年を想定した自動運転車のコンセプトカー開発中。その車はもう運転席は無く、リビングをそのまま車内に移したような雰囲気。顔認証システムで乗員を識別し、車内はネット接続で買い物が出来たり、映画を視聴出来たり。
●世界が注目 日本の消防車最前線
消防自動車製造の大手メーカー・モリタを訪問。
・高さ54メートルまで届くはしご車。自動制御ではしごが揺れないようになっている。
・今までははしご車の横の傾斜は10度までが限界だったが、新開発の車は11度まで対応可能。梯子の根元の「ジャイロターンテーブル」という機構がキモ。
・オフロード消防車。2016年の熊本地震をきっかけに開発された。悪路を走破し、30度の急坂、水深40センチの水にも対応可能。さらに熱感知器を積んだドローンを搭載しており、目に見えない舵を探知できる。
●”災害から守りたい” 水に浮く電気自動車
2019年4月からタイで水に浮くEV電気自動車が売り出された。開発したのは日本のベンチャー。開発者は2011年の東日本大震災で車が水に浮けば助かる命もあったのではという想いから開発スタート。
タイでは水害が多く、水に浸かると車の資産価値はゼロになる。そういう人の助けになればと思ったが、タイは大きい車が人気で小さなEVは人気無し。ところがタイは大気汚染がひどく、首相が空気を汚染しないEVに注目。そのせいで売れるようになった。
感想
2014年11月1日の第一弾、2017年5月20日の第二弾に続く三回目の放送。
自動車ネタは鉄道と比べるとイマイチ話の粒が小さく満足度が低いなぁという印象。しかし消防車の紹介のところのBGMで「サンダーバード are Go」と「サンダーバード」の曲を流しっぱなしなのには笑ったなぁ。
過去の放送の感想
パート1
perry-r.hatenablog.com
パート2
perry-r.hatenablog.com