【ロボコン】感想:科学番組「そうだ、モンゴル、いこう NHK学生ロボコン2019』(2019年7月15日(月)放送)

ロボコンマガジン 2017年 07 月号

NHK ロボコン http://www.nhk.or.jp/robocon/
ロボコン”公式ホームページ http://www.official-robocon.com/
放送 NHK総合

【※以下ネタバレ】
 

番組概要

https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-07-15&ch=21&eid=13913&f=492
そうだ、モンゴル、いこう~NHK学生ロボコン2019~
[総合]2019年7月15日(月) 午前10:05~午前11:00(55分)


世界大会(モンゴル)への出場権をかけた「NHK学生ロボコン2019」。初の4脚移動ロボットでタイムを競うこととなった今年は波乱の連続。日本一をかけた青春バトル!


世界大会=ABUアジア・太平洋ロボットコンテストへの出場権をかけた「NHK学生ロボコン2019」。大会史上初、4脚移動ロボットでタイムを競うことになった今年は波乱の連続!これまで蓄積してきたノウハウが使えない学生たちは、例年以上の発想力とそれを実現する技術力が問われた。ルールが発表されたのが去年の夏。学生たちはそこから知恵を絞り、個性豊かなロボットを作り上げてきた。日本一をかけた青春バトル!


【司会】小島瑠璃子,森田洋平,【解説】東京電機大学准教授…釜道紀浩,【実況】松岡忠幸,【リポーター】佐々木芳史,安藤結衣,【語り】上田麗奈

 

大会開催日程/会場

2019年5月26日(日) 片柳アリーナ日本工学院専門学校


競技課題

http://www.official-robocon.com/gakusei/about/history/
第28回 グレート・ウルトゥー


モンゴルの文化である「馬による駅伝メッセンジャーシステム」をモチーフにした競技です。かつてモンゴルの遊牧民たちは、各地に張り巡らせられた「ウルトゥー」と呼ばれる中継地で、馬を乗り換えたりすることで、迅速な情報伝達を可能にしたと言われています。今回の競技は2チームによる対戦形式で、馬に見立てたロボットが駅伝しながら課題をクリアして、「ゲルゲ」と呼ばれる通行証をゴールまで運び届ける早さを競い、先にゴールしたチームの勝利となります。

 
 計二台のロボットによるリレー形式のレース。

1. まず人間が操縦するロボットが、バトンの役目を果たす「ゲルゲ」というアイテムを、二台目の自動操縦ロボに渡す。
2. 自動操縦ロボットは四本足で移動し、途中の障害を乗り越えて坂道のふもとまで進み、一旦停止、
3. 人間操縦ロボットが「シャガイ」という名前の特殊なサイコロを放り投げ、黄色い面が出れば、無人ロボットが移動可能になる。その面が出るまでは無人ロボットは足止め。
4. 無人ロボットが坂を上り切り、ゲルゲを掲げればゴール。「ウーハイ」(モンゴル語で万歳)となる。

結果

http://www.official-robocon.com/gakusei/about/history/

 
準決勝第一試合 ○京都大学 VS 東京大学×
準決勝第二試合 ○早稲田大学 VS 九州大学×
決勝      ○京都大学 VS 早稲田大学×
 
 

感想

 ナレーションは、去年に引き続き声優の上田麗奈が担当。知っている声優が出るとちょっと嬉しい。

 今回は規定で無人ロボットは四つ足で歩く事が決まっており、おなじみの車輪で移動する手は使えません。素人考えだと、四本足と言えば馬とかあんな感じでノシノシ歩くイメージしか浮かばず、さぞ作るのは大変だろうと思っていまいましたが……

 全国のロボコン開発者は、もちろんそういうロボを作っているチームも有ったのですが、中には発想が柔軟というかズルいというか、のチームも有って(笑)、スケート靴の刃のような前後に長い足を横に四個並べ、それを交互に動かして進むという「いや、これのどこが四本足やねん!?」というロボットがわりとみられました。なんとなく釈然としない(笑)


 今回台風の目となったのが京都大学チーム。「15年ぶりにロボコンに参加」ということで、ロボットはシンプルな感じの作りでしたが、堅実に予選リーグを突破。


 そして……、決勝トーナメントでは、ロボコン名物『マシントラブル』が面白いほどに相手チームに続発。

・準々決勝
 相手の長岡技術科学大学のマシンが、無人ロボへのゲルゲの受け渡しにことごとく失敗し、やり直しを繰り返しているうちに、するっと先にウーハイ達成


・準決勝
 相手の東京大学は優勝候補筆頭。しかし東大の人間操縦ロボットのシャガイを投げる装置が故障してしまい、モタモタしている間に、京都大学が追い抜いて勝利。もう死ぬほど笑いました(笑)


・決勝
 相手は早稲田大学。どちらもシャガイの投てきで黄色い面が出せず坂を登れなかったものの、先に京都大学がシャガイを投げていたので、それで優勢勝ち。


 京都大学のトーナメントは全試合とも、どっちかのチームのマシンにマシントラブルが発生してめちゃくちゃハラハラさせられたので、すんごい面白かったです。でも京都大学は、こんな調子で世界で勝てるんだろうか(笑)
 
 
ロボコンマガジン 2017年 05 月号 [雑誌]