【ウォーゲーム】感想:雑誌「ゲームジャーナル No.72」『特集:九州三国志 島津 VS 大友 VS 竜造寺』(2019年9月1日発売)

ゲームジャーナル72号 九州三国志

ゲームジャーナル公式サイト http://www.gamejournal.net/
発売日:2019年9月1日(3,6,9,12月の1日発売)

【※以下ネタバレ】
 
 

付録ゲーム

九州三国志+秀吉軍記「小牧長久手シナリオ」(ゲームデザイン:福田誠)

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_072
「九州三国志」は、同一システム・スケールで日本各地の戦国合戦を再現する戦国群雄伝シリーズの一作で、島津、大友、龍造寺の三勢力による九州地方の覇権争奪を再現します。


弊誌62号「秀吉軍記」追加カウンターとシナリオシート付属

 
 メインは、1980年代後半にツクダホビーから発売された作戦級戦国物「戦国群雄伝シリーズ」の一作を復刻。サブは、やはり戦国群雄伝シリーズの一作で、62号(2017年3月発売)の付録ゲーム「秀吉軍記」の追加カウンター+シナリオ。
 
 
 

雑誌内容

◆特集「特集:九州三国志 島津 VS 大友 VS 竜造寺」
 
 付録ゲームに関する、カラーページでのリプレイ、ヒストリカルノート、松田大秀氏のリプレイ漫画、を掲載。

 全然興味が出ない……



◆[特別企画]ゲームの殿堂(座談会)

 今回のテーマは、特集に関連して「ゲームの中の戦国★島津」。戦国ゲームで島津家が登場する作品をピックアップ。

 これもホントどうでも良いという気持ちです……


◆[連載]ゲームガイド

・Tales of the Arabian Nights(Z-MAN)
Tales Of The Arabian Nights [並行輸入品]

 2009年にZ-Manから発売された「アラビアンナイトの世界で冒険するドイツ系ゲーム」の紹介記事。

 オリジナルは1985年に今は亡きウエストエンドから発売されたゲームで、そちらはタクテクスの1986年5月号で紹介され、あまりに面白そうだったので苦労して海外ゲームを扱っているショップに注文して手に入れた事が有ります。まあ膨大な英語と対峙しなくてはいけないパラグラフゲームで、しかも翻訳も無かったので、ボードとかの備品を眺めるだけで満足して終わったのですが(笑)

 記事はウエストエンド版とZ-MAN版の違いなどを細かく記載していて結構興味深かったです。まあ何故今2009年発売のゲームを取り上げる気になったのかはよくわかりませんが……


 以下のサイトは、ウエストエンド版とドイツ版とZ-MAN版の比較をしていてすんごく参考になります。

「Tales of the Arabian Nights」のこと
http://fnord.la.coocan.jp/be/games/game_arabian.html

fnord.la.coocan.jp
 
 
 
◆[連載]絶版ゲーム再生Project RENEWAL(錦大帝)

 今回のお題は「Hitler's War」(アバロンヒル

 タイトルから予想が付く通り、第二次欧州大戦を扱う戦略級ゲームで、タクテクスに和訳ルールが掲載されたくらいですが、この手のゲームを紹介するときに何故か無視されがちな一作。

 こちらでも紹介されています。
 ↓

B級SFゲーム ヒトラーズウォー
http://www.os.rim.or.jp/~bqsfgame/sub274.htm

www.os.rim.or.jp
 
 第二次欧州大戦物はやたら気になるテーマなので、この記事も読みこんでしまいました。しかし世の中では人気が無さげなのは、プレイの仕方次第で史実とかけ離れたSF第二次大戦になってしまうからなのかな……?
 
 
●[連載]Mrことくの過激にレポートするぜ!

 今回のお題は「GUNDAM THE GAME -機動戦士ガンダム:ガンダム大地に立つ‐」(プレックス)。
 
GUNDAM THE GAME -機動戦士ガンダム:ガンダム大地に立つ‐
 
 初代ガンダムの1~10話をテーマとした多人数協力ゲーム。アニメのストーリーをなぞった全6話構成で、毎回各プレイヤーがホワイトベースのキャラの誰かを担当して、協力してクリアを目指す、という内容。

 途中でアニメのエピソードに関するクイズが出題されて、間違えるとペナルティがあるそうです(なんじゃそりゃ(笑))。私もそこそこのガンダムオタのつもりでしたが『ホワイトベースが民間人を下ろしつつ偽装作戦を実施しましたが、さて、その時に参加していたクルーは誰たちだったでしょうか?」とか、そんなん覚えとらんわ!(笑)



◆次号予告

 No.73(2019年12月1日発売予定)の特集/付録ゲームは「沖縄の落日」。ゲームデザイナーは新顔の方の模様。

コメント

 相変わらず淡白な内容。メイン特集は九州でのドタバタという事であまり興味が持てず、ヒストリカルノートも流し読み程度。その他の記事も特にオッという物が無いので寂しい。

 読者アンケートの紹介で「WW2、戦国時代のテーマが多すぎ」と書かれているのを見て「同じこと考えている人がいるんだぁ」と思ってしまいました。まあ他の時代を扱うゲームというのは商業的にほぼ不可能なので、二大テーマに固定されるのは仕方ない、とは理屈では解りますけどね……
 
 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
ヒトラーの戦争 下 (ハヤカワ・ノンフィクション)
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