【映画】感想:映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」(2016年:アメリカ)

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映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」 フジテレビ
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/independenceday_resurgence/index.html
放送 フジテレビ。2020年3月21日(土) 22:00~24:10 放送

【※以下ネタバレ】
 

土曜プレミアム・映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」【地上波初】
あの世界的メガヒット作の新章が地上波初放送!映画史上最大の決戦を描くS・F・エンターテイメント超大作!超巨大宇宙船、襲来…今こそ人類がひとつになる!

 

あらすじ

 侵略エイリアンとの戦いから20年後の2016年。人類は一つにまとまり、侵略エイリアンのテクノロジーを自らの物として、再度の宇宙からの侵略に備えていた。

 ある日、20年前に墜落した侵略エイリアンの船から宇宙に信号が発信されていることが確認される。直後、月に謎の宇宙船が現れ、人類はそれを侵略エイリアンの船と断定して撃墜する。ところが、直後、続いて超巨大エイリアン宇宙船が現れ、防衛網を蹴散らして地球に着陸する。直ちに攻撃隊が出撃するが、簡単に壊滅させられてしまい、人類は事実上敗北してしまう。

 やがて人類は月で撃墜された宇宙船の中身である球体とコンタクトし、その球体が侵略エイリアンに母星を滅ぼされた別の種族の生き残りで、同様に侵略エイリアンの被害を受けた種族を秘密惑星に匿い、レジスタンスを結成していることを知る。球体エイリアンは、侵略エイリアンの「女王」を倒せば、残りは撤退するだろうと教える。

 人類は球体エイリアンの発する信号を模倣して女王エイリアンをおびき寄せ、なんだかんだで倒す。すると侵略エイリアンは母船ごと撤退した。最後、人類は球体エイリアンにレジスタンスを率いてほしいと頼まれ、人類は今度は侵略エイリアンに攻撃をかける番だと盛り上がる。おしまい。


感想

 評価は△(これはちょっと……)

 前作の、エイリアンがホワイトハウスを破壊するシーンが超話題になったり、大統領が戦闘機に乗ったり、そして最後エイリアンがあんな簡単な手段でアレされてしまったり、とか色々あったものの、なんだかんだで人気の有った「インデペンデンスデイ」。

 その続編があるなんて全然知らなくて、この度早速見て見たわけですが、うん、これは話題にならんのも納得だわ……、前作と同じ監督・キャストも結構続投、なだけに余計に切ない……、こんな物を何故作ってしまったのか。


 前作は「現代世界」が舞台で、圧倒的に優れている宇宙人の侵略を受けて、そこから地球人が大逆転するところが面白かったわけですが、本作は半端に技術が進歩してしまい、月に基地があったり宇宙船を自在に使ったりビーム兵器が有ったり、というところがまず興ざめ。

 そういうオーバーテクノロジーで侵略エイリアンと戦うので、空中戦も地上戦もぱっと見「似非スターウォーズ」とかそんな感じに見えてしまい、独自色がさっぱりありません。またエイリアン女王が巨大な虫ってまんま「エイリアンII」やんけ、みたいなところもありますし。とにかく、この映画ならでは、という要素が殆ど無いのがNG。

 また前作の主役ウィル・スミスは出ないし、代わってメインを勤めている若手俳優たちがどいつもこいつもキャラが立っておらず、最後の最後まで名前も覚えられない(というか覚える必要なかった)始末。うーん、だめでしょ。

 ラストはラストで、「よーし、今度は地球人が侵略エイリアンをやっつけに行くぜ」とか半端に続編を思わせるような結末も、なんか欲をかきすぎという感じでイマイチでしたし。

 それにハリウッドが中国市場を意識しすぎて、中国人の司令官とか中国人のエリートパイロットヒロインとか、侵略シーンがあるのは中国だけ、とか、スタッフの「中国人の靴舐める感」が物凄かったし。

 ……、って愚痴しか出ない……


 まあ、ジェフ・ゴールドブラムがイイ感じに歳を取ってましたね、というのが確認できたのが良かったくらいでした。

おまけ

 リサージェンスとは「Resurgence」=「復活」だそうです。変に原題を変えるのもアレですが、「りさーじぇんす……、なにそれ?」って人に配慮するようなタイトルは出来なかったものですかねぇ。
 
 

放送内容詳細
人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後の2016年7月、エイリアンがアフリカに残した宇宙船が密かに覚醒する。それは地球に仲間を呼び寄せるSOS信号だった。まもなく人類が建造した月面基地を粉砕し、地球にやってきたエイリアンは想像をはるかに超える進化を遂げ、重力を自在に操り、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、ドバイといった各国の主要都市を次々に破壊する。ESD(宇宙防衛軍)の部長デイビッド、元合衆国大統領ホイットモア、若き戦闘機パイロット、ジェイクらの必死の奮闘もむなしく、敵の猛攻撃にさらされて防衛システムを無力化された人類は、瞬く間に滅亡の危機にひんしていくのだった…。


出演者
デイビッド・レヴィンソン: ジェフ・ゴールドブラム大塚芳忠
ジェイク・モリソン: リアム・ヘムズワース藤原竜也
ホイットモア元大統領: ビル・プルマン安原義人


スタッフ
【監督】
ローランド・エメリッヒ

 
 

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