【映画】感想:映画「雨に唄えば」(1952年:アメリカ)

雨に唄えば 製作60周年記念リマスター版 [Blu-ray]

NHK BSシネマ http://www.nhk.or.jp/bscinema/
放送 NHK BSプレミアム 2020年7月21日(火)

【※以下ネタバレ】
 

ジーン・ケリーが雨の中で歌い踊る場面があまりにも有名な、サイレントからトーキーへ変わっていくハリウッドを、数々の名曲とロマンス、ユーモアで描く傑作ミュージカル。


ジーン・ケリーが、雨の中で歌い踊る場面があまりにも有名なミュージカル映画の傑作中の傑作。舞台はサイレントからトーキーへと変わりつつあるハリウッド。人気スターのドンは、美しい歌声を持つ女優志望のキャシーにひょんなことから出会い、徐々に好意を寄せ始め、キャシーを次期スターにしようとするが…。共同監督はスタンリー・ドーネン。名曲の数々はもちろん、共演のデビー・レイノルズドナルド・オコナーも魅力的。

 

あらすじ

 サイレント映画時代。ドナルド(ドン)・ロックウッドは、幼馴染みのコズモと共にドサ周りの大道芸人をしているうち、ひょんなチャンスから映画俳優となり、たちまちのうちに大スターに上り詰めた。ドンは女優リナ・ラモントとのコンビでヒットを連発し、マスコミからはトップスター同士のカップルと扱われていたが、実は二人の仲は会社の宣伝上の設定に過ぎず、リナはドンに好意を持っているものの、ドンは仕事上の付き合いとしか思っていなかった。

 そんなある日、ドンは女優志望のキャシー・セルドンに出会うが、キャシーは映画の俳優などパントマイムと同じとバカにしたため、ドンと大喧嘩になる。しかし別れた後、ドンはキャシーの言葉が気になり彼女を探す。やがて二人は恋仲となっていく。

 業界では、史上初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」が公開され、関係者の懐疑の目とは裏腹に映画は大ヒットとなった。そこで、ドンの所属する撮影所の所長はドンとリナの新作をトーキーで撮影する決断を下すが、新作「戦う騎士」の撮影は現場のノウハウ不足のためトラブル続きだった。

 しかも、ようやく完成した映画を試写するものの、ドンやリナが予想外に演技ができないことに加え、場違いな効果音、さらにトラブルにより映像と音が食い違うハプニングも相まって、観客からは映画の出来を嘲笑される有様だった。

 自信を失ったドンはもうキャリアは終わりだと嘆くが、コズモはドンの得意な歌と踊りを映画に組み込んで、ミュージカル仕立てに作り直せばいいと提案する。問題はリナで、地声が甲高い悪声の上に歌も全くできないという現実が立ち塞がる。しかしコズモはリナの声と歌は全てキャシーが吹き替えれば良いと思いつく。ドンは反対するものの、キャシーは映画を成功させるため賛成する。

 所長からミュージカル映画化に了承が得られたため、映画は早速作り直されるものの、完成後リナが自分の声を赤の他人のキャシーが吹き替えたことを知り大騒ぎする。さらにキャシーがドンと付き合っていることを知り、リナは契約を盾にキャシーを今後ずっと自分の声代わりに使うと言い出す。

 問題が解決しないまま、新作「踊る騎士」の試写が開始され、今度は観客から大喝さいを浴びる。それを見たリナは、所長を相手に、キャシーの吹き替えの事をばらしたら、もう客が入らなくなると言って脅迫し、所長を怒らせる。

 さらに、調子に乗ったリナは観客の前でスピーチを始めるが、映画とまるで声が違うので観客たちは困惑し始めた。観客はリタに歌うよう頼み、一計を案じたドンたちはカーテンの後ろでキャシーに歌わせるようにして、リナは口パクで対応するように指示する。そしてリナが得意げに歌っているふりをしているところでカーテンを上げ、口パクであることをばらす。

 リナは観客から笑いものになる一方、ドンは本当の声と歌を担当していたのはキャシーだと観客に紹介する。そして最後は二人が抱き合っているシーンで〆。


感想

 評価は◎。

 いやー、楽しかった。ミュージカル映画というものには懐疑的でしたが、この映画は文句なしに面白かった。

 ストーリーが軽妙でとても愉快なうえに、その合間合間に、ドン(ジーン・ケリー)、コズモ(ドナルド・オコナー)、キャシー(デビー・レイノルズ)たちが歌いながら踊りまくるのですが、これがもう凄い。

 ジーン・ケリーが「よく歌いながらにそんなに体が動くなぁ」と感心するくらいに猛烈なダンスをして見せれば、ドナルド・オコナーも「トムとジェリーかよ!?」みたいな壁を蹴りながらの宙返りの連発とかアクロバティックな動きを見せるし、三人がレインコートとかを使いながら一糸乱れぬタイミングで一緒に踊りまくるシーンなんか、もう現実の出来事とは思えないくらいでした。
 
 明るく楽しく最後はハッピーエンド、ホント、素晴らしい映画でした。
 
 

雨に唄えば
[BSプレミアム] 2020年7月21日(火) 午後1:00~午後2:45(105分)


【製作】
アーサー・フリード
【監督】
ジーン・ケリースタンリー・ドーネン
【脚本】
アドルフ・グリーンベティ・コムデン
【撮影】
ハロルド・ロッスン
【音楽】
レニー・ヘイトン、(作詞)アーサー・フリード (作曲)ナシオ・ハーブ・ブラウン
【出演】
ジーン・ケリーデビー・レイノルズシド・チャリシードナルド・オコナー ほか


製作国:
アメリ
製作年:
1952
原題:
SINGIN’ IN THE RAIN
備考:
英語/字幕スーパー/カラー/スタンダード・サイズ

 
 

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