【ゲームブック】お値段89万円のゲームブックを発見!「ガルシアの髑髏(ドクロ)」(林友彦/1986年)

ガルシアの髑髏―ダウンタウン・オプの事件簿 (ハードボイルドミステリゲームブック)

http://www.amazon.co.jp/dp/4871700631
ガルシアの髑髏―ダウンタウン・オプの事件簿 (ハードボイルドミステリゲームブック) (日本語) 新書 1986/10/1
林 友彦 (著)
新書: 262ページ
出版社: エムアイエー (1986/10)
発売日: 1986/10

本書は日本で初めての日本人作家によるミステリ・ロールプレイングゲームです。これまでロールプレイングゲームの題材としては、中世を舞台としたヒロイック・ファンタジーが多くを占めていましたが、本書では現代を舞台にしたタフな私立探偵の活躍が楽しめます。魔法や呪文、剣の戦いに食傷ぎみのあなたに、ちょっと変わった味のゲームを楽しんでもらおうと、いうわけです。もちろん、中味は充分に濃いものですから、安心してお楽しみいただけます。

 
 

●トレーダーズ・ギルドにて

 ちょいとゲームショップのトレーダーズ・ギルドで商品をチェックしていたら、全然知らないタイトルを発見。こいつです。

ガルシアの髑髏 ダウンタウン・オプの事件簿 - ゲームブックのオンラインショップ トレーダーズ・ギルド
https://tradersguild.cart.fc2.com/ca1/1910/p-r1-s/

MIA(エム・アイ・エー)
林友彦 著
ハードボイルド 推理ゲームブック


■ 内容
遂に登場した本邦初のハードボイルド・ミステリ・ゲームブック
タフでジェントルな私立探偵となってキミは2つの事件を解決しなければならない。


第1話 ガルシアの髑髏
メキシコ革命史に残る英雄パンチョ・ビラの山賊時代の右腕ルネ・ガルシア。
彼のドクロにまつわる財宝の埋蔵場所を探るため、キミはメキシコ中央高原の田舎町へと旅立つ。
連れは恋人のコピーライター、ミシェルと、依頼人のケーブルTVプロデューサー、ボードマンの2人だ。
だが、財宝のゆくえを秘めたガルシアのドクロをめぐって、次々と血なまぐさい事件が巻き起こる。
キミは現地の案内人ミゲルの協力を得て事件の解明に乗り出すのだが……


第2話 蘭が好きだった男
商用で訪ねた山間の町ホールズで、突然消息を絶った平凡なサラリーマン、フーバー。
彼の勤務先であるコンチネンタル社の依頼で、オールズに向かったキミは、過去の惨劇に尾を引く意外な事実を知る……。


謎が謎を呼び、事件がまた新たな事件を呼ぶ。
ネバーランドのリンゴ」の林友彦が挑む本格ハードボイルド・ミステリの世界はキミをとらえて決して離さないだろう!


■ 備考
内容に記載されている通り、ネバーランドシリーズで有名な林氏による異色なハードボイルド探偵作品。
良質な探偵物ゲームブックだが、相変わらず迷宮じみた洞窟探検のシーンがあるのはご愛敬。


価格:21,500円

 
 MIAというとアスキー系の出版社だったみたいで、ぼちぼちとゲームブックも発売していたようなのですが、何分マイナー過ぎて知名度はほぼゼロ。ちょっとはゲームブック界隈の事を知っているつもりでしたが、これは全く知りませんでした。それにしてもこの価格……


●アマゾンにて

 で、他のところの売値はどうだろうとアマゾンで調べてみたら、これが凄いことに……

www.amazon.co.jp

¥ 24,712
¥ 350 (配送料)
もったいない本舗

¥ 24,800
¥ 262 (配送料)
game_booker

¥ 898,789
¥ 100 (配送料)
@ガーデン

 
 はちじゅうきゅうまんえん……? いや、確かに希少な本かもしれませんけど、ゲームブックに89万円払う人いるの? 私が見たゲームブックの文句なしの最高額ですよコレ。
 

追加記事(2020/08/09)

ゲームブックゲームブック「ガルシアの髑髏(ドクロ)」(林友彦/1986年)のパソコン版を発見!!


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