【コミック】最終回「シネマこんぷれっくす!」(ビリー)(月刊ドラゴンエイジ2020年11月号)

シネマこんぷれっくす! 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

ドラゴンエイジ公式サイト
https://dragonage-comic.com/

映画大好きな少年・熱川鰐人は、高校デビューで映画に出てくるような熱い青春を送ることを決意する。…のだが、学園一の変人が集まる映研(通称:死ね部)のトラップに引っ掛かり……!? はたして鰐人は映画に出てくるような熱い青春を送ることができるのか!?(多分できない。)ドタバタ映研コメディ開幕!!

 「月刊ドラゴンエイジ」で2017年5月号より連載していた映画コメディ漫画「シネマこんぷれっくす!」が、2020年11月号(10月8日(木)発売)でついに最終回。映画ネタ満載の面白漫画で、転生とかバトルとかそういうのばかりのドラゴンエイジの中では異端ながら物凄く好きでした。
 
 

あらすじ

 前回から数年後。主人公の熱川鰐人 (あたがわ・がくと)は、大学四年生となって就職活動中で、京都の良い大学に進学していたのに何故か就職の面接ではことごとく落とされまくって疲れ切っていた。そして、久しぶりに東京に戻ってくるが、怪しげな影に導かれて母校の高校にたどり着いてしまう。

 そこで待っていたのは、死ね部(映研)の先輩だった三人、黒澤天喜 (くろさわ・あき)、花村端月 (はなむら・みつき)、宮河一子 (みやかわ・いちこ)、の三人で、三人とも鰐人と似たような理由でここに集まっていた。三人は卒業後、それぞれ、

黒澤 → 独立系の映画を監督
花村 → 女優になり、戦隊物に出演して有名に
宮河 → 小説家になった

と、各々の個性を目いっぱい生かして成功していた。

 鰐人は、大学でも映研に入部したが高校時代の死ね部程の充実感は得られなかったこと、そしてまともに就職できそうにない現状、を嘆き、先輩三人をうらやむ。しかし、三人は三人で、それぞれ自分のやりたいような仕事をやらせてもらえないと不満を抱えていた。

 で、なんだかんだで、鰐人が映画を撮りますよとか言い出して、三人たちとともに自主製作映画を作った、というオチで〆。


感想

 連載の大半は、映画ネタをとにかくぶち込みまくったハイテンションなコメディでしたが、ラスト前から映研の映画撮影ネタに移行して少しずつ真面目モードになっていき、最後は青春ものの王道と言うかなんというかの爽やかなオチとなりました。いやー、面白かったわ~。

 しかし……、これが無くなってしまったら、もうドラゴンエイジ読むとこ無いぞ……?
 
 
シネマこんぷれっくす! 2 (ドラゴンコミックスエイジ)
シネマこんぷれっくす! 3 (ドラゴンコミックスエイジ)
シネマこんぷれっくす! 4 (ドラゴンコミックスエイジ)
シネマこんぷれっくす! 5 (ドラゴンコミックスエイジ)