【SF小説】感想「ラストホープ」(ローダンNEO 16)(2019年2月20日発売)

ラストホープ (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150122199
ラストホープ (ハヤカワ文庫SF) (日本語) 新書 2019/2/20
Christian Montillon (原著), クリスチャン モンティロン (著), 柴田 さとみ (翻訳)
発売日 : 2019/2/20
新書 : 266ページ
出版社 : 早川書房 (2019/2/20)

【※以下ネタバレ】
 

フェロン人とトプシダーの戦いを終結させる ため尽力するローダンたち。すべての物語が ヴェガ星系へ収斂する第2シーズン最終章!


ローダンの決死の知略はヴェガ星系を救えるか!?ヴェガ星系の戦闘を終らせるため、ローダンは単身トプシダー艦へ向かう。第2シーズン完結!


フェロン人の長トルトがトプシダーに拉致され、ヴェガ星系では両種族の最終戦闘の開幕が迫る。状況を打破するためローダンたちは壮大なハッタリで両種族の関心を惹き、和平交渉の席につかせようと目論み…。第2シーズン完結。

 

あらすじ

 第2シーズン(9~16巻)全8作の8作目。 原タイトル:FINALE FUR FERROL (意訳:フェロルのフィナーレ)。

 地球。イワン・ゴラチンは、超能力でテラニアに着陸したファンタン星人の宇宙船を攻撃したが、殆どダメージを与えられずに終わる。同じころ、クレストたちは、大西洋の海底に隠されていたアルコン製戦艦《トソマ》を調査していたが、事態を知り、《トソマ》を緊急発進させてテラニアに向かった。

 ところが、直後、ファンタン星人は仲間からの信号を受信すると、次の目標であるヴェガ星系を目指し、地球を立ち去った。《トソマ》はローダンたちの安否確認のためヴェガ星系に向かい、トブシダーがフェロン人を蹂躙している事、ファンタン星人は戦場で収集を行うため、大船団でヴェガに集結した事、を知る。

 同じころ、ローダンは、トブシダーのアルコン戦艦内で「光をもたらす者」を名乗り、交渉を行おうとするがあっさり嘘を見抜かれ殺されそうになる。しかし内部で破壊活動を行った後、《トソマ》に脱出し、《トソマ》がアルコン戦艦を撃沈した。またファンタン星人に捕まっていたブルたちともヴェガで再会した。

 ローダンはフェロン人とトブシダーの停戦の仲介を行い、フェロン人が転送機を何台かトブシダーに渡す代わりに、トブシダーはフェロン人の復興を支援し、さらに高度技術を供与する、という条件で停戦をまとめる。こうしてヴェガの戦闘は終わり、ローダンたちは地球へと旅立った。


感想

 シーズン最終巻までごたごたして全く終息の気配が見えないのでどうするつもりかと思いましたが、ラストはなんとなくなし崩しに戦争が終わって平和になってしまいました。一応第二部最終話なのに、イマイチ釈然としない……

 ところでジャングルに置き去りにされたフレクト=オルンはどうなったんだろう……?
 
 
 

他の巻の内容・感想は以下へどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 

2020年の読書の感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com