【映画】感想:映画「ロスト・バケーション」(2016年:アメリカ)

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NHK BSシネマ http://www.nhk.or.jp/bscinema/
放送 NHK BSプレミアム。2020年10月26日(月)

【※以下ネタバレ】
 

巨大ザメに追い詰められ、たった一人小さな岩場で絶体絶命の危機に陥った医学生の女性。生き残れるのか、サメとの決死の戦いを描く緊迫感あふれるサバイバル・サスペンス。

 

あらすじ

 アメリカ人の医大生ナンシーは、休暇で友人と共にメキシコを旅行中、今は亡き母が若いころに訪れたという秘密のビーチにたどり着く。ナンシーは、一人でビーチでサーフィンに興じている最中、沖合に何かに食い殺されたクジラの死体を発見する。ナンシーは慌てて岸に戻ろうとしたが、サメに片足に食いつかれて大怪我を負い、すぐそばに有った岩場に登ってなんとかサメから逃れる。

 ナンシーは岩場に孤立しながら助けを待とうとするものの、岸を歩いていた通行人や、翌朝やってきたサーファーたちは、不用意に海に入り込んだ挙句サメの犠牲となってしまう。

 丸一日が過ぎ、ついに岩場が満潮で海水に没する時間が迫っていた。ナンシーはイチかバチかで沖合にあるブイに移ることを決意して海に飛び込み、大量の有毒クラゲの群れがサメを遠ざけたことも味方して、なんとかブイにたどり着く。

 しかしブイはサメの猛攻を受けて転覆し、ナンシーは絶体絶命となるが、ブイを海底に固定していたチェーンを引きはがして重みで一気に水中に潜り、それを追いかけて垂直に突進してきたサメは海底に飛び出していた鉄骨に体を貫かれて死んだ。ナンシーは半死半生で岸に流れ着き、地元民に助けられた。

 一年後。回復したナンシーが、故郷のテキサスの海で妹と共にサーフィンを始めるシーンで〆。

感想

 評価は○(そこそこ)。

 アイデア一つで作ったサメ映画ですが、そこそこの出来ではありました。妙に派手なストーリーにはせず、「寂れた海岸で泳いでいたらサメに襲われてさあ大変!」というただそれだけのシチュエーションで最後まで引っ張りましたが、まあそれなりには見れました。

 ただオチが……、ヒロインが医大生の頭脳を活用して、拾ったカメラとかサーフボードの切れ端とかかもめとかを利用してあっと驚く脱出を見せる映画かと思っていたら、全然そんなことは無く、サメが上手い具合に海底に有った鉄骨で自滅して終わり、という結末には「……、は?」という騙されたような感覚に襲われました。これを映画館で見たら怒っていたかもしれない……


 まぁ、87分という短さなりの、「そこそこ」映画でしたね。期待したほどではなかった。


 ちなみに原題「THE SHALLOWS」は「浅瀬」という意味で、味わいもへったくれも有りません(笑) 売る気あるん?
 
 

ロスト・バケーション
[BSプレミアム]2020年10月26日(月) 午後1:00~午後2:27(87分)


医学生のナンシーは、休暇でメキシコにある秘境のビーチを訪れ、サーフィンを楽しんでいたが、突然、何かに攻撃され脚を負傷。必死に近くの岩場に避難するが、巨大なサメが周囲を旋回し、助けも呼べず、絶体絶命の危機に陥ってしまう…。たった一人、極限の恐怖のなかでサメとの戦いに挑むヒロインを、ホラーやアクションを得意とするスペイン出身のジャウム・コレット・セラ監督が緊迫感たっぷりに描くサバイバル・サスペンス。


【製作総指揮・監督】
ジャウム・コレット・セラ
【製作総指揮】
ダグ・メリフィール
【製作】
リン・ハリス、マティ・レシェム
【脚本】
アンソニー・ジャスウィンスキー
【撮影】
フラビオ・ラビアーノ
【音楽】
マルコ・ベルトラミ
【出演】
ブレイク・ライブリー、オスカル・ハエナダ、ブレット・カレン ほか


製作国:
アメリ
製作年:
2016
原題:
THE SHALLOWS
備考:
英語(※一部スペイン語)/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ

 
 

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