【SF小説】感想「ツインズ」(ローダンNEO 6)(2017年12月19日発売)

ツインズ (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150121591
ツインズ (ハヤカワ文庫SF) (日本語) 新書 2017/12/19
Frank Borsch (原著), フランク ボルシュ (著), 鵜田 良江 (翻訳)
発売日 : 2017/12/19
新書 : 283ページ
出版社 : 早川書房 (2017/12/19)

【※以下ネタバレ】
 

クレストは、マノリとハガードと共に誘拐されてしまう。テラニアでは中国軍の強行作戦を前に、ミュータントがゴビ砂漠に到着した


アダムスの元に集った異能者たちは、昏睡から目覚めたシドを中心に、テラニアのローダンのもとへたどり着くための計画を進めていた。一方、アルコン人が太陽系にやってきた真の理由を知ったクリフォードは、拉致してきたクレストにアルコン人の技術の提供を強要する。クリフォードには米国のために自らの手を汚さねばならぬ理由があった…その頃中国軍はローダンたちに対して強硬手段を発動する準備を着々と調えていた。

 

あらすじ

 第1シーズン(1~8巻)全8作の6作目。原タイトル:DIE DUNKLEN ZWILLINGE(意訳:闇の双子)。

 過去。クリフォード・モンタニーは、アメリカ陸軍の兵士としてイラクに派遣されている時に頭部に重傷を負ってしまう。その怪我で退役したモンタニーは、やがて自分の望みを他人に押し付ける奇妙な力を持っていることに気が付く。その後、モンタニーは、軍隊時代の戦友イワノヴィッチ・ゴラチンと再会するが、ゴラチンは今は博士となり、政府からの出資で超能力の研究を行っていた。

 モンタニーの発案で、世界中から超能力の可能性を秘めた子供たちが、メキシコに作られた超能力研究施設「キャンプ・スペクター」に集められた。しかしゴラチンは成果が上がらないことに苛立ち、子供たちに苦痛を与えて強引に力を引き出そうとし始め、それに反発したシドとエルマーは脱走を試みた。それがきっかけとなり、ゴラチンも、モンタニーの恋人ジュリーも、多くの子供たちも死に、施設は崩壊した。

 現在。モンタニーは、亡きイワノヴィッチの兄で、戦地での負傷で30年前から昏睡状態のイワンの面倒を見ており、マノリとハガードにイワンを目覚めさせるように依頼する。


 クレストは、アメリカ大統領ドラモンドの元に連行され、殺人罪で告発される。


 アダムスの元に集まったミュータントたちは能力の訓練を行っていたが、とてもローダンを手助けするレベルでは無かった。しかし、シドは強引にゴビ砂漠に向かうと言い張り、スー、マーシャル、アンネ、セングも同行した。マーシャルは、バイ・ジュン将軍の側近がエネルギードーム近くのトンネルに核爆弾を仕掛けたことを知り、バイ・ジュンに知らせるが、もう爆発を止める方法は無かった。シドはテレポートで爆弾を設置場所から運び出すが、直後に核爆発が発生した。


感想

 ほぼ半分がクリフォード・モンタニー物語。モンタニーにも(オリジナル版のキャラとは違って)色々あったんですね。しかしイラクに派兵されていて、テロで負傷とか、色々と生々しすぎるのはどうも……
 
 
 

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