【映画】感想：映画「ティファニーで朝食を」(1961年:アメリカ）

NHK BSシネマ　http://www.nhk.or.jp/bscinema/
放送　NHK BSプレミアム。2020年11月18日(水)

【※以下ネタバレ】
　

ニューヨークを舞台に、オードリー・ヘプバーンが自由奔放な女性・ホリーを演じ、今も多くの人から愛されるラブストーリー。主題曲「ムーン・リバー」はあまりにも有名。

オードリー・ヘプバーンが、自由奔放な女性・ホリーを演じるラブストーリーの名作。ニューヨークの一流宝石店のショーウインドーをながめながら、パンをほおばるのが大好きなホリーは、一匹の猫とアパートに暮らす自由奔放な娘。同じアパートに越してきた青年作家と友情が芽生えるが、やがてそれは恋に変わっていく…。トルーマン・カポーティの小説を映画化。ヘンリー・マンシーニの主題曲「ムーン・リバー」はあまりにも有名。

あらすじ

　ニューヨークのアパートに引っ越してきたポール・バージャクは、自称作家だったが、数年前に一冊本を出しただけで、今は金持ちの夫人のツバメとして暮らしていた。

　引っ越し早々、ポールは一階下の部屋に住む女性ホリー・ゴライトリーと知り合う。ホリーは、連日金持ちの男性とデートしては小遣いを受け取って暮らしており、部屋に大勢の知り合いを招いてパーティーを開くなど、自由奔放に生きていた。

　ホリーの唯一の身内である弟フレッドは近々軍隊を除隊する予定だったため、ホリーは一緒に暮らす準備をしようとしていたが、性格的に慎ましい暮らしが出来ないため貯金はたまらず、金持ちの独身男性との結婚を夢見ていた。ホリーは落ち込んだ時、宝石店のティファニーへ乗り付け、店の佇まいを見て心を落ち着けるのだという。

　ポールは、ホリーが毎週木曜日にシンシン刑務所に出かけ、収監中のマフィアのボス・サリー・トマトに面会しているというのでついていく。ホリーはトマトの弁護士に頼まれ、トマトの話し相手をしたあと、彼から聞いた「天気予報」を弁護士に伝えていた。

　ポールはホリーの事を知るうち、だんだん彼女のことを愛するようになっていった。そして作家としての仕事を再開し、パトロンの夫人に別れを告げる。しかしホリーの方はブラジルの大富豪ホセと付き合っており、ホセと共に南米に行くといい、ポールの求愛をすげなく断る。直後、ホリーは弟フレッドが軍基地内の自動車事故で死んだ事を知り取り乱す。

　数ヶ月後。ポールはホリーからの招待で彼女の部屋を訪ねると、彼女から翌日ブラジルに旅立つ予定なので別れの食事をしたいといわれる。だがレストランから帰って来た二人は警察に逮捕される。ホリーはトマトの麻薬密売の共犯者と見なされており、ポールが手を尽くしたことで、翌朝ホリーは保釈されるが、ホセは彼女に別れの手紙を残し、ブラジルに去っていた。

　ホリーは、ホセに捨てられたことを知っても、航空券を無駄にしたくないのでブラジルに行くといい、さらにブラジルの独身の富豪をリストアップしてほしいなどと口にする。ポールは改めてホリーに愛を伝えるが、ホリーは拒絶し、飼い猫を雨の路上に放り出す。ポールはホリーのかたくなな態度に愛想をつかし、彼女を残して猫を探しに行く。直後後悔したホリーも舞い戻り、雨の中で猫を探し、なんとか見つけ出す。最後ポールとホリーが抱き合って〆。

感想

　評価は○。

　映画に少しでも興味のある人なら確実に名前を知っているレベルの超有名作。特にラブストーリーに興味は無かったのですが、「一般教養」として視聴してみました。

　まあ、1960年代（60年前!）の古典映画だからか、ラブストーリーでもわりとテレも無くすんなり視聴出来たのは意外でした。こういうのが受け入れられるくらい年を取ったという事かも。

　あとは、ポール役を演じたのがジョージ・ペパード、つまり「特攻野郎Aチーム」のハンニバルだったので「ハンニバル若～い」とか思いつつ見てました(笑)

　感動したとか大切な一作とかいうレベルではありませんが、一つ勉強したな、という気持ちにはなれました。

ティファニーで朝食を
[ＢＳプレミアム]2020年11月18日(水) 午後1:00～午後2:56(116分)

【製作】
マーティン・ジュロウ、リチャード・シェファード
【監督】
ブレイク・エドワーズ
【原作】
トルーマン・カポーティ
【脚本】
ジョージ・アクセルロッド
【撮影】
フランツ・Ｆ・プラナー
【音楽】
ヘンリー・マンシーニ
【出演】
オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、パトリシア・ニール　ほか

製作国：
アメリカ
製作年：
1961
原題：
BREAKFAST AT TIFFANY’S
備考：
英語／字幕スーパー／カラー／レターボックス・サイズ