空から読み解く! 新説・関ヶ原 決戦!関ヶ原 ~空からスクープ 幻の巨大山城~ https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=26648
放送 NHK BSプレミアム。2020年12月19日(土)
【※以下ネタバレ】
決戦!関ケ原「空からスクープ 幻の巨大山城」
[BSプレミアム]2020年12月19日(土) 午後9:00~午後11:00(120分)
天下分け目の関ヶ原の戦いの通説が覆る!?航空レーザー測量で、西軍が築いたとみられる巨大山城を確認。石田三成たちの幻の決戦計画がよみがえる。驚きの連続の2時間!
天下分け目の関ヶ原の戦い。戦国の一大決戦の通説が覆る!?NHKは航空レーザー測量を実施し、関ヶ原全域の赤色立体地図を作成。石田三成たち西軍が築いたとみられる巨大山城の跡を確認した。敗れたはずの西軍は、鉄壁の防衛網を築き上げ、家康を迎え撃とうとしていたのだ。さらに西軍武将たちの裏切りの痕跡も発見。壮絶な神経戦が浮かび上がる。最新研究と本格ドラマで描き出す新説・関ヶ原。驚きの連続の2時間スペシャル。
内容
●大発見
NHKは関ヶ原の古戦場周辺を、最新技術のレーザー測量で調べ、地表の凹凸を「赤色立体地図」という3D地図にしたところ、古戦場から2Km離れた山の頂上に巨大な城の跡が見つかった。
資料ではここには関ヶ原の戦いの200年以上前に「玉城」という城があったと記録されているが、城の作り方の跡を見る限り、これはそのような古い城ではなく、関ヶ原の戦い当時の様式で作られていた。
城の規模は兵士一万人級の巨大な物で、西軍の大大名・毛利輝元か、もしくは豊臣秀頼を迎え入れるために作られた可能性すらある。
関ヶ原の戦いで、関ヶ原が戦場になったのは偶然の成り行き、と考えられていたが、西軍がこのような巨大な城を作って準備していたということは、西軍は最初から関ヶ原を決戦の場と想定していた可能性が出てきた。
資料では、この城についての記録は全く見つかっておらず、歴史上の大発見となった。
●IFドラマ
1600年。石田三成は徳川家康との決戦とのために関ヶ原に城を築き、当時8歳の豊臣秀頼を迎え入れた。秀頼が来たことで西軍の士気は鼓舞され、逆に東軍は秀頼の威光の前に戦意を喪失。かくして関ヶ原の戦いは西軍の大勝利となった。
●再構成された関ヶ原決戦
玉城の存在の他にも、赤色立体地図で見ると、大谷吉継ら西軍の配置も従来考えられていた物と食い違っていた。そのため修正した西軍の配置図を元に、改めて関ヶ原の戦いの様相を時系列で展開し直してドラマと共に説明。
感想
評価は○。
日本史マニアどころか、一般人レベルでも良く知られている関ヶ原の戦い。今まで何度もドラマなどでネタになっていますが、この度全く知られていなかった城の存在が確認された、という歴史好きにはちょっと興味を引くネタで番組を一本作っています。
「城跡が発見された」「現地を調べました」だけでは面白くないので(?)、さらに歴史ドラマも合わせて放送しており、まず「秀頼が関ヶ原まで来てくれたので、西軍が奮い立って大勝利」というIF編から放送。子供の秀頼が「馬印を挙げよ!」「逆賊・家康を討て!」と可愛く命じると、武将たちがウォォォとやる気になって、その勢いで西軍大勝利! という流れには、西軍ファンでなくても泣けてきます(ホントにちょっと泣いた)
後半は、修正された西軍配置図を基に、やはり歴史ドラマで戦いの様相を説明。当然秀頼は来てくれないし、配置が変わっても小早川秀秋はやっぱり裏切るし(笑)、毛利軍はイマイチやる気がないし、で、結局西軍は負けて(涙)、大谷吉継は切腹(涙)、石田三成も処刑されてしまうのでした(涙)
まあ、かなりだるい部分もあり、すんげえ面白い番組とはいきませんでしたが、歴史好きにはちょっと面白いネタだったかなぁと思います。
空から読み解く! 新説・関ヶ原 決戦!関ヶ原 ?空からスクープ 幻の巨大山城? |NHK_PR|NHKオンライン
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=26648
12月19日(土)[BSプレミアム]後9:00~10:59
徳川家康の東軍と石田三成たち西軍が戦った関ヶ原の戦い。戦国の天下分け目の決戦の通説が変わるかもしれない!
今回、関ヶ原の航空レーザー測量を実施し、関ヶ原全域の赤色立体地図を作成。石田三成たち西軍が築いたとみられる“巨大山城の跡”を確認することに成功しました!
さらに専門家の協力のもと、関ヶ原の現場調査を行い、西軍の幻の巨大山城のCGで徹底再現! そこから浮かび上がってきたのは、幼き天下人・豊臣秀頼を巻き込んだ石田三成たちの決戦計画でした。
最新の調査研究と本格ドラマで描き出す新説・関ヶ原の戦い。驚きの連続の2時間です。