【歴史】感想:NHK番組「レギュラー番組への道」「神田伯山の これがわが社の黒歴史」(2021年3月19日(金)放送)

ピピン・プロジェクト―バンダイのマルチメディア戦略

レギュラー番組への道 NHK https://www.nhk.jp/p/ts/RJ5G2XZ4N3/
放送 NHK BSプレミアム。2021年3月19日(金)

【※以下ネタバレ】
 

レギュラー番組への道
全国のテレビ番組制作者たちが「レギュラー番組化」を目指して腕を競う、チョットとんがった開発番組枠!

 

神田伯山の これがわが社の黒歴史 (2021年3月19日(金)放送)

 

内容

レギュラー番組への道 神田伯山の これがわが社の黒歴史
[BSプレミアム] 2021年03月19日 午後11:15 ~ 午後11:45 (30分)


講談師・神田伯山が企業の黒歴史を語る!おもちゃ会社バンダイが社運をかけた新商品「ピピンアットマーク」がなぜ270億円の損失に?講談調で学ぶ異色の経済番組、爆誕


講談師の神田伯山が「企業の黒歴史(=苦労の歴史)」を語る異色の経済番組。取り上げるのはおもちゃメーカーバンダイの“世界一売れなかった次世代ゲーム機”の物語。1990年代、プレステ、セガサターンがしのぎを削るゲーム市場に挑んだバンダイ。社運をかけて開発した「ピピンアットマーク」は270億円の損失を招く結果に。黒歴史を講談調で笑いに昇華しつつ教訓をあぶり出す。ガンプラのコマ撮りによる再現Vも必見!


【出演】神田伯山,【語り】広瀬修子

 
 1994年、バンダイはパソコンとゲーム機を合体させインターネットに接続できるマシンを作る計画をスタートさせ、あのアップル社に話を持ち込む。当時のアップルは落ち目で、逆にバンダイアメリカで「パワーレンジャー」というおもちゃが大ヒット中だったため、アップルは喜んで話に乗った。

 1995年、マシンが完成。アップル社の名前にあやかり、リンゴの品種の一つ「ピピン」から来た「ピピンアットマーク」という名前が付けられた。税抜き64800円。

 1996年3月28日に発売。ところが、大人はインターネットはパソコンでやるという考えだったのでピピンに見向きもせず、また子供は子供で欲しいゲームソフトが無いのでやはり全く興味を持たなかった。慌てたバンダイは値下げしたり、アメリカ向けに「ピピンアットワールド」という名前で売りだしたりしたものの、全く売れず。

 1998年2月27日、ピピンの製造は打ち切りとなった。損失は270億円でバンダイの屋台骨が揺らぐほどの事態となった。販売台数はたったの42,000台で、世界一売れなかったケーム機となった。


 しかし、悪いことばかりでもなく、ピピン用に用意していた大量のサーバは、のちにIモードコンテンツの発売に転用され、これで生まれたバンダイネットワークスという会社が大きく伸びた。

 開発担当と営業担当の二人も、今は二人共グループ会社の社長になってます。


感想

 往年のヒット番組「プロジェクトX」の逆バージョン(笑) その会社の思い出したくない失敗を取り上げる的な番組のパイロット版で、お題は大爆死ゲーム機として有名な「ピピンアットマーク」(笑)

 90年代を覚えている世代なら、名前を聞いただけで、あの華々しい爆死ぶり(3DOさえこいつに比べれば大成功したように見えてくる……)に変な笑いが漏れてくること必至のピピンのがテーマ(笑) これは見逃せないですよね(笑)

 まあ、今バンダイナムコが絶好調で、当事者が二人共社長に上り詰めているから出来た企画ですよねぇこれ。担当者がこれで会社を追われて、バンダイもこの失敗から立ち直れませんでした……、とかだったら、とてもネタにはできません。

 それでも一応マイルドにするために、担当者の代わりにガンプラを使った人形アニメ形式にして出来るだけ暗くならないようにしてあったのは感心したというか。

 企画的にこの番組がレギュラーになるのは不可能だと思いますが、この回自体はなかなか面白かったと言えましょう。


神田伯山の これがわが社の黒歴史(NHKオンデマンド)