【OVA】感想:アニメ(OVA)「装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー(HDリマスター版)」(1985年)

装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー

ボトムズWeb http://www.votoms.net/
ボトムズWeb http://www.votoms.net/1983/index.html
放送 BS12。2021年5月28日(金)

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【※以下ネタバレ】

ザ・ラストレッドショルダー (1985年8月21日発売)

あらすじ

5月28日 26:00~ 「装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー(HDリマスター版)」
https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-votoms/
ウド篇とクメン篇の間に位置する劇場公開もされたボトムズOVA第1弾。


ウドの街から脱出したキリコは、かつての戦友グレゴルーの誘いに応えて、バカラ・シティへやってきた。グレゴルーはバイマン、ムーザとともにレッドショルダー創設者であるヨラン・ペールゼンへの復讐を目論んでいたのだ。ペールゼンとつながっているであろう秘密結社のもとにフィアナがいるかもしれない、そんな期待を胸にキリコは三人と行動をともにする。その頃、デライダ高地地下の秘密結社アジトでは、パーフェクト・ソルジャー第二号、イプシロンが誕生していた。産まれたばかりの純粋無垢なイプシロンの心にも、激しい攻撃衝動が植え付けられていることに、フィアナは深い悲しみを覚える。ペールゼンが求めているのは単なる戦闘機械ではなく、完璧なる兵士だ。その野望が、キリコとイプシロンを対決させる運命にあることを、フィアナは知る。

 
 アストラギウス暦7213年7月。停戦が近いと言われる中で、レッドショルダー隊員のグレゴルー、バイマン、ムーザ、キリコの四人は、それぞれ別々に作戦内容も任地も不明の転属命令を受ける。四人はいずれも上官の覚えが良くないものばかりで、命令内容に不信感を覚えるものの従わざるを得なかった。


 7214年3月。キリコはバカラ・シティにいるグレゴルーの招きに応じて彼のところにやって来る。グレゴルーの元には既にバイマンとムーザも到着しており、四人はスクラップのATの部品を組み合わせ、なんとか使い物になるAT四体を作り上げる。四人の目的は、レッドショルダー部隊の指揮官だったヨラン・ペールゼンへの復讐だった。8ヵ月前の転属の後、グレゴルーとバイマンは戦いの中で重傷を負い、ムーザは家族を皆殺しにされていた。

 彼らが掴んだ情報によれば、ペールゼンは終戦と同時に軍を退いてデライダ高地へと引きこもっていた。公式にはレッドショルダーは解散した事になっていたが、四人はペールゼンがレッドショルダーを手放すはずがなく、レッドショルダー部隊の生き残りと対峙することになることを予感していた。


 一方、デライダ高原にある旧メルキア軍の基地では、ポローたち秘密組織のメンバーが誕生したばかりのパーフェクトソルジャー(PS)・イプシロンの教育を行っていた。プロトワン/フィアナは赤子のようなイプシロンに人間らしさを教えようとするが、ポローたちはそれには批判的だった。しかしペールゼンはPSに人間らしさを持たせることによって究極の兵士が誕生すると考えていた。

 かつてペールゼンは理想の兵士を追い求め、レッドショルダーという精鋭部隊を作り上げたが、その中で最優秀だったキリコは、全てに疑いを持ち反抗的な、ペールゼンの考える理想の兵士とは程遠い存在だった。そのため、ペールゼンは終戦直前にキリコたちを始末しようとしたが、キリコは生き延びた。ペールゼンの望みは、イプシロンとキリコを対決させることだった。


 キリコたち四人はデライダ高原の基地に突入し、立ち塞がるレッドショルダー部隊を蹴散らしてペールゼンを追い求めた。しかしイプシロンの操縦するATによってムーザとグレゴルーは殺されてしまう。キリコは相手の動きから操縦者はフィアナだと考えるが、イプシロンの攻撃でATは破壊され、放り出されたキリコは失神する。

 ペールゼンはイプシロンに生身でキリコを殺すように指示するが、そこにフィアナが現れ、イプシロンに愛を教えると言ってキスをする。次の瞬間、重傷を負ったバイマンのATが現れペールゼンを射殺し、直後力尽きて死んだ。ポローたちはフィアナとイプシロンを連れて空路脱出し、キリコはそれを見送るしか無かった。基地は爆発し、キリコは徒歩で荒野を歩き始めた。


 遠く離れたクメンでは、ココナがキリコが一人でいる夢を見たと言って泣き、バニラとゴウトにキリコを探しに行こうとせがむ。しかしバニラたちは、きっとキリコもクメンにやってくると言ってココナをなだめる。<完>


感想

 ボトムズOVAの第一弾。ウド編とクメン編の間の空白の時期を描いたエピソードで、なかなかの秀作。


 キリコを含めた元兵士たち四人が、自分たちを陥れた上官に復讐するために、武器をかき集めて基地に殴り込む、という、なんとも洋画っぽいお話。しかもキリコの仲間役に小林清志、ラスボス・ペールゼン役が大塚周夫、という男くさいベテラン声優なので、ますますベトナム戦争関連映画みたいな雰囲気で、実に良い感じでした。

 しかし敵メカのブラッドサッカーが、デザインは格好いいのに、キリコたちの前ではただのザコ扱いなのがもったいなかった……、まあ見た目通り強かったらキリコたちが先に進めないので仕方ないけど。


 ボトムズTVシリーズ本編が至高で、その後のOVAはどうもピンと来ないものばかリ、という認識でしたが、本作はそういったOVAの中ではトップクラスの出来で、十分満足できました。
 
 

おまけ

 ……、あ、なんか足りないと思ったらロッチナの銀河万丈声がこの話は一回も無かったんだ。
 
 
WAVE 装甲騎兵ボトムズ 1/24 スコープドッグ・ターボカスタム ザ・ラストレッドショルダー版 プラモデル
WAVE 装甲騎兵ボトムズ 1/24 スコープドッグ・ターボカスタム ザ・ラストレッドショルダー版 プラモデル
 

https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-votoms/


【出演者】
キリコ・キュービィー郷田ほづみ
フィアナ:弥永和子
イプシロン:上恭ノ介
グレゴルー・ガロッシュ:小林清志
バイマン・ハガード:塩沢兼人
ムーザ・メリメ:中尾隆聖
ヨラン・ペールゼン:大塚周夫
ボロー:緒方賢一
アルベルト・キリィ:亀井三郎


【スタッフ】
原作・監督:高橋良輔
脚本:吉川惣司
キャラクターデザイン:塩山紀生
メカニカルデザイン大河原邦男
メカ作画監督:吉田 徹
音楽:乾 裕樹
演出:加瀬充子

 

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装甲騎兵 ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー [レンタル落ち]
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