【映画】感想:映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」(シリーズ8作目)(2017年:アメリカ)

ワイルド・スピード ICE BREAK [Blu-ray]

金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ https://kinro.ntv.co.jp/
放送 日本テレビ系。2021年7月30日(金)

【※以下ネタバレ】
 

誕生から20周年を迎える大ヒットシリーズ!
最新作公開直前に第8作が地上波初放送!


常夏のキューバから極寒のロシアまで
地球をまたぐ壮絶なスピード・バトル!!


第一作公開から20周年!世界中で大ヒットを記録し、8月6日には最新作「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」が公開となる人気シリーズの8作目が地上波初放送だ!凄腕ドライバー集結するチームのリーダー・ドミニクが仲間を裏切った…。彼を背後で操っているのは、一人の謎の美女・サイファー。ホブスと仲間たちは、宿敵・デッカードと手を組みドミニクを取り戻そうと奮闘する。シリーズお馴染みとなる超高級車の白熱カーチェイスに加えて、今回はまさかの潜水艦も登場し極寒のロシアで氷上バトルを展開! ヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサムシャーリーズ・セロンら主役級のハリウッドスターが勢揃いする超ド級のアクションエンターテインメント!

 

あらすじ

 シリーズ8作目。7作目「ワイルド・スピード スカイミッション」(2015年:アメリカ)の続編。
 ↓
スカイミッション」感想
perry-r.hatenablog.com


 キューバにバカンスに来ていたドミ二ク(ドム)は、サイファーと名乗る謎の女から手下になるように言われ、ある写真を見せられる。


 ホブスはベルリンにいる悪党たちから兵器「電磁パルス砲」を奪取する任務を与えられ、ドムたちと共にベルリンに乗り込んだ。ところが電磁パルス砲を首尾よく手に入れたものの、逃走中にドムが裏切って砲を持ち逃げし、ホブスたちは警察に逮捕されてしまう。

 ホブスは犯罪者として刑務所送りとなるが、情報機関の大物ミスター・ノーバディの手回しで、彼の元で働くことになり、ドムの仲間たちも既にノーバディの元にいた。ホブスたちは、ドムがサイバーテロリストサイファーと組んでいることを教えられ、サイファーたちの行方を追う任務を与えられる。また以前ホブスと敵対したデッカード・ショウもサイファーに恨みがあり、共闘することになった。

 しかしサイファーとドムはホブスたちの一枚上を行き、ロシアの国防大臣から核ミサイルをコントロールするスーツケースを強奪し、戦いの中でデッカードは死んでしまう。

 ドムはサイファーにかつての恋人エレナと生まれたばかりの子供を人質にされており、従わざるを得ない状況だった。サイファーはドムが自分の命令に逆らったため見せしめにエレナを殺害する。

 やがてホブスたちはサイファーの次の目的地がロシアのウラビトンにある海軍基地だと知り急行する。基地は一ヵ月前にテロリストたちに占拠されていた。サイファーの目的はこの基地にある潜水艦をハッキングし、核ミサイルを発射する事だった。

 ホブスたちは潜水艦に乗り込み、きわどい所で核ミサイルの発射を阻止するが、サイファーは潜水艦をハッキングしたまま港の外に向けて出発させた。ホブスたちは港の門を閉じて潜水艦の動きを封じようとするが、テロリストたちの猛攻でそれどころではなくなる。

 一方、死んだはずのデッカードは弟と共に、サイファーの本拠地であるジェット機に乗り込む。実はデッカードの母親(犯罪組織のボスらしい)は密かにドムから依頼を受け、デッカードを死んだふりをして身を隠させていたのだった。デッカードサイファーは取り逃がすものの、ドムの子供は無事救い出した。

 ドムはデッカードからの知らせを受け、まず自分を見張っていたサイファーの手下を瞬殺すると、すぐさま仲間と合流し、潜水艦に自らの発射したミサイルを誘導して撃沈した。

 最後、デッカードが新たな仲間になった、ということでめでたしめでたし。


感想

 評価は○(イマイチ)。

 このシリーズは4作目から見ているのですが、今回ガクッと面白くなくなった……

 だいたい、主人公のドムが悪党に人質を取られて、ほとんどの時間悪の手先として働く、という展開にストレスたまりまくり。ドムが解放されて大暴れするのは最後の最後なので、もう遅いよ!という気持ちにしかならなかった。ホブスがいくら暴れてもそれで埋め合わせにはならなかったし……

 またドムの仲間たちが、ドムがいないと無能の一言で、ひたすらサイファーにやられっぱなし。見ていて情けなくなってきた。最後にドムが合流して大喜びでしたが、こいつらリーダー格がいないとまるでダメじゃん……

 そもそも、作品の方向性が~。車の運転が超上手い悪たちが色々やる面白映画シリーズの筈だったのですが、今回は「電磁パルス砲の奪回」だの「核ミサイルの発射の阻止」だの、完全に正義のスーパーヒーローみたいな仕事をしていて、こいつらは変わってしまった、という違和感が…… 毎回スケールアップしなきゃいけないのも解りますけどね。

 あとハッキングが万能すぎる。車をハッキングしたら、そこいらにある車の全てがコントロール可能になりましたが、いやいや、そんな自動運転できる車って今そんなにあるか? それに軍の潜水艦もコンピューター一つで運転からミサイル発射まで何でも可能とか、リアルの潜水艦ってそんなに完全自動化されているもんなの?(いやまあ軍事機密だからホントはそうかもしれんけど)

 凍った海の上を走りまくるアクションも、「いやもう無理やりすぎるだろ」感あったし……


 と、今回はなんか期待外れでした。
 
 

https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20210730
2021.7.30 よる9時~10時54分放送
ワイルド・スピード ICE BREAK
2017年制作 アメリカ映画 字幕 地上波初放送


仲間を大切に思うドミニクがまさかの裏切り!?
果たしてこのまま仲間たちの絆は崩壊してしまうのか!


犯罪のエキスパートにして天才ドライバー・ドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、愛するレティ(ミシェル・ロドリゲス)とキューバでのバカンスを楽しんでいた。そんなある日、彼の前にサイファー(シャーリーズ・セロン)という謎の美女が現れる。自分の部下になれというサイファーに反発するドミニクだったが、1枚の写真を見せられ彼女に協力することに。そんな中、大量破壊兵器とみなされる電磁パルス砲(EMP)を武器商人から奪うという任務を与えられたホブス(ドウェイン・ジョンソン)は、ドミニクら仲間と共にベルリンへ。


無事作戦を成功させたものの、ドミニクはEMPを持ち去り消えてしまう。ドミニクの裏切りにより刑務所に入れられたホブスは、そこで宿敵・デッカードジェイソン・ステイサム)と再会。刑務所からの脱走に成功した2人は、極秘諜報機関を指揮する謎の政府官僚ミスター・ノーバディカート・ラッセル)に保護されていたレティたち仲間と落ち合い、ドミニクを取り戻す計画を立てる。まずは、監視プログラムを使ってドミニクを追跡しようとするが、逆に秘密基地がドミニクによって襲撃されてしまう!サイファーが企む恐るべき計画とは!?そしてドミニクはなぜ仲間を裏切ったのか!?



キャスト/スタッフ
出演
<ドミニク・トレット> ヴィン・ディーゼル楠大典
<ホブス> ドウェイン・ジョンソン小山力也
デッカード・ショウ> ジェイソン・ステイサム山路和弘
<レティ> ミシェル・ロドリゲス甲斐田裕子
<ローマン> タイリース・ギブソン(松田健一郎)
<テズ> クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(渡辺穣)
ラムジー> ナタリー・エマニュエル(坂本真綾
<エレナ> エルサ・パタキー(坂井恭子)
<リトル・ノーバディ> スコット・イーストウッド小野大輔
ミスター・ノーバディ> カート・ラッセル大塚芳忠
サイファー> シャーリーズ・セロン田中敦子
<ミセス・ショウ> ヘレン・ミレン沢田敏子


スタッフ
<監督> F・ゲイリー・グレイ
<脚本/製作> クリス・モーガン
<製作総指揮> アマンダ・ルイス サマンサ・ヴィンセント
<音楽> ブライアン・タイラー

 

2021年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com