【ゲーム関連本】感想:ゲーム関連本「OLD GAMERS HISTORY Vol.11 アドベンチャーゲーム・パズルゲーム草創期編」(2016年12月)

OLD GAMERS HISTORY Vol.11 アドベンチャーゲーム・パズルゲーム草創期編

http://www.amazon.co.jp/dp/4802110022
OLD GAMERS HISTORY Vol.11 アドベンチャーゲーム・パズルゲーム草創期編 単行本(ソフトカバー) 2016/12/21
須藤 浩章 (編集)
出版社:メディア・パル (2016/12/21)
発売日:2016/12/21
単行本(ソフトカバー):160ページ

【※以下ネタバレ】
 

1976年~1988年の最も輝いていた新化を続ける思考型ゲームを詳細解説! あの時解けなかった謎を今この時こそ解き明かす! 謎解きに一喜一憂したアドベンチャーゲームと難解さを極めるパズルゲームの歴史をこの1冊に!

 

内容

アドベンチャーゲームの紹介(1980年~1988年発売分)
・パズルゲームの紹介(1976年~1988年発売分)

 フルカラー。一作品につき1~2ページを割いて、内容や関連エピソードなどを紹介。

感想

 アドベンチャーゲームの記事目当てに購入。評価はまあまあ。

 テキストアドベンチャーのゾーク1から始まり、シエラオンライン版のミステリーハウス、マイクロキャビンのミステリーハウス、鍵穴殺人事件、惑星メフィウスといった最初期の作品から始まり、ポートピア連続殺人事件、アステカ、JBハロルドシリーズ、神宮寺三郎シリーズ、ジーザス、スナッチャー、消えた後継者、などをさらっと紹介。

 日本のAVGを語る上では避けて通れないアダルト物も目を背けずに取り上げており、天使たちの午後、リップスティックアドベンチャー、などのタイトルについても他作品と差を付けずに紹介してあるのがなかなか嬉しいところでした。

 1980~84年頃の黎明期の作品では全く知らなかった作品も多々あり、そのあたりは結構熱中して読みふけってしまいました。


 とは言え完璧なカタログという訳でもなく、気が付いただけでも「ミコとアケミのジャングルアドベンチャー」(システムソフト)が抜けているとか、「第四のユニット」(データウエスト)が無いとか、結構漏れがある模様なので、総ざらえ的な本を期待していて買ってちょっとすかされた気分ですが、まあ悪くはないんじゃないかとは思いました。

www.8-bits.info
 

おまけ

 ミシシッピー殺人事件の紹介で、相棒のワトソンこそ犯人じゃないかと疑っているのにはちょっとワロタ。
ファミコン箱説付【ミシシッピー殺人事件】



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