【ドラマ】感想:NHK番組「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」第4話「地球から来た男」(2022年4月26日(火)放送)

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ(NHKオンデマンド)

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ NHK
https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
https://www4.nhk.or.jp/P7468/
放送 NHK BSプレミアム。15分ドラマ。全20回。

www.nhk.jp
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【※以下ネタバレ】
 

あの時の”未来”を生きる私たちへ

 

第4話 地球から来た男 (2022年4月26日(火)放送)

 

あらすじ

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ「地球から来た男」
[BS4K] 2022年04月26日 午後9:45 ~ 午後10:00 (15分)


ショートショートの神様・星新一の作品群を豪華キャストで映像化!ある研究所に潜入して捕まった産業スパイの男。処罰として、他の星へ追放されることになった…。


ある研究所に潜入して捕まった産業スパイの男。処罰として、テレポーテーション装置で他の星へ追放されることになった…。


【出演】高良健吾川瀬陽太,水間ロン,松本若菜,和田虎白,原扶貴子,小沢日出晴,河井青葉

 
 産業スパイの男は、とある研究所に忍び込むが、すぐさま警備員に捕まってしまった。研究所の人間は、男を「テレポーテーション装置」で宇宙の別の星に追放すると言ってから薬で眠らせてしまう。

 男が目覚めると、荒れ地の真ん中に倒れていたが、空気は呼吸可能だった。しかもその星には地球人そっくりの生物が暮らしており、テレパシーが使えるのか会話も可能で、今いる星も「地球」という名前だと解る。

 しかもこの『地球』は、男がやって来た本当の地球と何もかもがそっくりで、男の妻子とそっくりの母子もいた。男は、この母子の本当の夫は、自分同様に別の星に送られてしまったのだと考え、悩みつつもその母子の夫・父を演じ始める。

 しかし、元の地球とそっくりだと言っても、男は故郷である本当の地球に帰りたい気持ちが抑えきれない。しかし、この星にある研究所に行って、元の地球に送り返してほしいと頼んでみても、相手は全く話が理解できないと言うだけだった。

 やがて、男にも仲間ができた。男と同様にあの研究所からこの星に追放された人間に出合い「地球人の会」を作ったのだった。会員たちは、顔を合わせ、遠くにある本当の地球のことに思いをはせるのだった。


感想

 原作未読(もしくは読んだけど内容を忘れた)

 ん……? オチが無いんですけど……? 「あっと驚くオチが無い」というところが驚きなのでしょうか?


 本当に別の星に来てしまったのか、単に男がひたすら騙され続けているだけなのか、どっちが解らないところがなんか不安になりますけど……、ということで、星新一ショートショートというより、「トワイライトゾーン」の一編みたいで、最後にあの「テレリラ、テレリラ、テレリラーン」というテーマ曲が聞こえてきそうでしたよ。

 

https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
「地球から来た男」


【脚本・演出】永岩祐介【助監督】家次勲【制作担当】齊藤光司【撮影】倉渕宏幸【照明】飯田紗希【録音】丹野基樹【美術進行】大野恭一郎【カラーグレーディング】宮下蔵【MA】塚本啓介


「地球から来た男」1974年(『地球から来た男』所収)

 

この番組について

ショートショートの神様”星新一。生涯にわたり発表された1001編を超える作品は、教科書にも掲載され、いまなお読みつがれています。世代を超えて愛されるその魅力は、“宇宙”“ロボット”“悪魔”など不思議でワクワクするSFやファンタジーの要素。また人間や社会に対する「おかしみ」や「皮肉」をまじえた目線。そしてなにより、短くも、あっと驚かされる予測不可能なストーリーです。それは、毒を含んだ寓話なのか、人類への警鐘なのか…。星新一の珠玉の作品を、令和のいま、実写ドラマとして描きます。


放送:2022年4月~8月 BSプレミアム・BS4K同時放送 毎週火曜日 午後9時45分~10時(全20回)


<全話共通スタッフ>
【総合演出】望月一扶【テーマ曲】出羽良彰【タイトル】caico design / sankakuサウンドデザイン】長澤佑樹【音響効果】阿部真也【美術】森健彦【衣装】宮本茉莉【メイク】原さとみ【ポスプロスーパーバイザー】稲村剛義【映像技術】久野星香【制作統括】柴田直之(NHK)鳥本秀昭、川崎直子、西村崇、坂部康二、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、山本玲実、明仁絵里子(テレコムスタッフ

 
星新一ショートショートセレクション
星新一ショートショートセレクション(全15巻セット)


地球から来た男 (角川文庫)
地球から来た男 (角川文庫)

小さな調査会社勤務のおれに、ある日、競争相手の会社で開発中の新製品がどんなものかを調べてくれという命令があった。つまり、産業スパイをしろというのだ。会社の研究所にはもぐりこめたものの、たちまち守衛につかまってしまい、その会社の独断で処罰されることになったが、その処罰とは未完成のまま放置されていたテレポーテーション装置を使って、地球外へ追放するというのだ! 産業スパイがバレて、地球外へ〈追放の刑〉になった男の幻惑「地球から来た男」ほか16編。