【SF小説】感想「カルタン人の逆襲」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 663巻)(2022年4月20日発売)

カルタン人の逆襲 (ハヤカワ文庫SF SFロ 1-663)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150123624
カルタン人の逆襲 (ハヤカワ文庫SF SFロ 1-663) 文庫 2022/4/20
クルト・マール (著), アルント・エルマー (著), 赤根 洋子 (翻訳)
出版社:早川書房 (2022/4/20)
発売日:2022/4/20
文庫:272ページ

【※以下ネタバレ】
 

GOIの"メビウス作戦"の準備が進むなか拿捕した宇宙船《ムウニ・ロパール》にはエスタルトゥからの艦隊到着の情報があった!

 

あらすじ

◇1325話 ある戦士の死(クルト・マール)(訳者:赤根 洋子)

 《バジス》の謎の乗員ペレグリンは、自分が“それ”であることを明かし、スティギアンとの戦いを支援するため、エネルプシ・エンジンの資料を残して姿を消した。直後、永遠の戦士ペリフォル率いる艦隊が銀河系に到着したが、待ち伏せしていたGOIは秘密兵器ストリクターで艦隊を拿捕し、ペリフォルを倒した。しかし艦隊に同行していた謎の兵器「番人の失われた贈り物」は、姿を消してしまった。(時期:不明:NGZ446年6月頃)

※初出キーワード=メビウス作戦、エネルギーベル


◇1326話 カルタン人の逆襲(アルント・エルマー)(訳者:赤根 洋子)

 NGZ446年4月中旬。三角座銀河。PIGが本部を構える惑星カバレイにマーカル種族が出現し廃品回収を始めたため、基地の存在を隠したいPIGは身動きが取れなくなるが、やがてマーカル出現はカルタン人の差し金と判明する。さらに基地内にカルタンエスパーが出現し、基地を破壊しようとしたが、PIGは何とか阻止した。PIGはマーカルと交渉し、相互不干渉の協定を結んだ。(時期:NGZ446年4月中旬~6月中旬)

※初出キーワード=トラーク(マーカルの主要種族)


あとがきにかえて

 最近10年ぶりにツイッターの使用を再開した、という話。


感想

・前半エピソード 原タイトル:DER TOD EINES KRIEGERS(意訳:戦士の死)

 あまりに見え見えなペレグリンの正体明かしと、《バジス》に憑りついていた謎の声の解答と、永遠の戦士艦隊迎撃話の三本立て。深淵でアトランたちの旅の仲間だったホルトの聖櫃が《バジス》の一部になるとは予想外の展開です。

 それにしても永遠の戦士がめちゃくちゃあっさり退場したなぁ。まあ「島の王たち」も散々正体明かしをじらしたものの、一旦何者か分かったらドンドン退場していったので、ローダン・シリーズの伝統みたいなものか。

 P119に「恒<常>的葛藤」という用語が見受けられますが、「恒久的葛藤」の誤字ですよね?



・後半エピソード 原タイトル:GEGENSCHLAG DER KARTANIN(意訳:カルタン人の逆襲)

 めちゃくちゃ水増しの多い回。話の大半がカバレイでのロボットレースと、マーカル種族の廃品回収に割かれ、カルタンエスパーとの戦いは終盤ちょっとだけ。なんてこったい。
 
 

650巻~675巻(「ネットウォーカー」サイクル)の他の巻の内容・感想は以下へどうぞ

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