【映画】感想:映画「スーパーマン ディレクターズカット版」(1978年:イギリス/アメリカ)

スーパーマン ディレクターズカット版 [Blu-ray]

NHK BSシネマ http://www.nhk.or.jp/bscinema/
放送 NHK BSプレミアム。2022年10月10日(月)

【※以下ネタバレ】
 

正義の味方スーパーマンが活躍するクリストファー・リーヴ主演の大ヒット作。ジーン・ハックマンマーロン・ブランドはじめ豪華スター共演。監督はリチャード・ドナー


1938年にコミックから誕生し、今も世界中のファンに愛されるスーパーヒーローをクリストファー・リーヴ主演で映画化した大ヒット作。滅亡寸前のクリプトン星から脱出、地球で少年時代を過ごし、新聞記者となったクラーク・ケントが、正義の味方スーパーマンに変身し、平和のために活躍する姿を描く。豪華スター共演、アカデミー視覚効果賞受賞のヒーロー映画の名作に、新たなシーンを追加したディレクターズカット版での放送。

 

あらすじ

 宇宙の彼方にある高度文明の惑星クリプトン。クリプトンの議員であり、惑星一の科学者ジョー・エルは、クリプトン星が30日以内に崩壊すると予測していたが、他の議員はその予測を全く信じず、さらにジョー・エルにいたずらに市民を不安に陥れないようにと命じる。ジョー・エルは自分の幼い息子カル・エルだけでも救おうと、カル・エルを小型宇宙船に乗せ地球に向けて送り出すが、その直後クリプトンは大崩壊の末に消滅した。


 カル・エルを乗せた宇宙船は長い旅の末に地球に不時着し、たまたま近くにいたケント夫妻は発見した男子をクラークと名付け、自分たちの子供として養育した。成長し18歳となったクラークは、宇宙船に積んであったクリスタル片から声を聴き、北極に向かった。そこでクリスタルは巨大な住居となり、そこに宿っていたジョー・エルの精神が息子カル・エル/クラークに呼びかけ、クラークはここで12年間の教育を受けた。


 クラーク(クリストファー・リーヴ)は、大都市メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットの記者として働くようになり、同僚記者のロイス・レインに好意を抱く。ある日、ロイスがヘリコプターの事故で命の危機に瀕した際、クラークは真の力を発揮してロイスを救出、さらに一晩のうちに無数の犯罪者を捕まえ、あまつさえ事故に遭遇した大統領専用機の救助まで行った。

 翌日。マスコミはこの謎の超人の出現に大騒ぎとなり、デイリー・プラネットでも編集長がインタビュー記事を取るようにとはっぱをかける。クラークは謎の超人としてロイスの家を訪れ、一緒に空を飛びながら二人で語り合う。翌日、ロイスの書いたインタビュー記事が新聞を飾り、超人は「スーパーマン」と呼ばれるようになった。

 同じころ、「世紀の犯罪者」を自称する実業家レックス・ルーサーは、ちょっと抜けた部下のオーティス、美女テシュマッカーとともに、ある犯罪を実行しようとしていた。ルーサーはスーパーマンのインタビュー記事を読み、出身惑星クリプトンの位置を突き止め、クリプトン星の破片「クリプトナイト」はスーパーマンに致命的な効果をもたらすことを見抜く。そしてアフリカに隕石として落下したクリプトナイトを盗み出す。

 さらにルーサーは、特殊な音波による通信でスーパーマンを自分のアジトに呼び寄せ、自分が実行しようとする犯罪を自慢する。それはアメリカ軍のミサイルを操ってカリフォルニアのサンアンドレアス断層に打ち込んで大地震を起こし、西海岸を沈没させ、自分の買い取った二束三文の砂漠地帯を新たな西海岸にして大儲けするというものだった。しかも妨害を考え、二発のミサイルを同時に操り、もう一方は真反対の東海岸ニュージャージー州に向かうようにしていた。

 スーパーマンはルーサーの罠にはまってクリプトナイトを突きつけられ、身動きがとれなくなってしまう。しかしテシュマッカーは母親がニュージャージーに住んでいることから、母親を助けるという条件でスーパーマンを解放した。

 スーパーマンは東に飛行する一発目のミサイルの軌道をずらし宇宙に向かわせるが、その間に二発目のミサイルがサンアンドレアス断層に命中してしまい、大地震が発生した。スーパーマンは断層を地中から押し上げてふさぎ、さらに地震で危機に陥った人々を次々と救出した。しかしロイスは地震で発生した地割れに車ごと飲み込まれて死んでしまう。

 スーパーマンは地球の周囲を自転と反対方向に飛行することで回転を逆回りさせ、ロイスが死ぬ前まで時間を巻き戻し、ロイスの命を救った。最後、スーパーマンは、ルーサーとオーティスを刑務所に連れて行き、所長に裁判まで預かってほしいと頼む。所長が感謝の言葉を述べるなか、スーパーマンはそのまま飛び去って行った。

感想

 評価は○(イイネ!)

 私にとっては、いつまで経っても「スーパーマンクリストファー・リーヴ」ですが、リーヴ演じるスーパーマンの第一作にして最高傑作(個人的感想)です。

 テーマ曲は超カッコよくて今まで聞いたありとあらゆる映画音楽の中で一番好きだし、スーパーマン初登場時のヘリコプタ―事故に巻き込まれたロイスを助けるシーンなんてもう大好き過ぎて泣きそうになるし、ルーサー一味の悪党というよりコント芸人ぽいノリが楽しいし、と、もう素晴らしい映画。

 まあ、前半の、クリプトン星の話と、クラークが成長するまでに尺を取り過ぎちゃって(?)、スーパーマンとルーサーとの対決話が滅茶苦茶駆け足ですが、そう欠点という程でも無いし。

 何十年ぶりに見たはずですが、公開当時に見たころと同じくらい面白かったです。やはりこの映画はイイネ!


■おまけ:スーパーマンのテーマ

Superman - Main Theme (BBC Proms)
https://www.youtube.com/watch?v=EBatxZ90wag

www.youtube.com

 

シネマ「スーパーマン ディレクターズカット版」<字幕スーパー・レター>
[BSプレミアム] 2022年10月10日 午後1:00 ~ 午後3:33 (153分)


【製作】
ピエール・スペングラー
【監督】
リチャード・ドナー
【原作】
ジェリー・シーゲルジョー・シャスター
【原案・脚本】
マリオ・プーゾ
【脚本】
デビッド・ニューマン、レスリー・ニューマンロバート・ベントン
【撮影】
ジェフリー・アンスワース
【音楽】
ジョン・ウィリアムズ
【出演】
クリストファー・リーヴマーロン・ブランドジーン・ハックマン ほか


製作国:
イギリス/アメリ
製作年:
1978
原題:
SUPERMAN
備考:
英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ

 

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