【ゲーム】「ドルアーガの塔」はRPG風の「アクションゲーム」だよね【ゲームジャンル論争】

ドルアーガの塔 非売品
ドルアーガの塔
 
 最近ゲームブック版の「ドルアーガの塔」をプレイしているのですが、ふと気になったのが、このゲームのジャンル。世間では「アクションRPG」扱いですけど、1984~1985年頃にこれが「RPG」だと思っていた人いた? みんな、ロードランナーとかパックマンとかと同じ類のゲームだと思っていたよね?

 てな感じでモヤモヤを抱えているのですが、

 こちら
 ↓

何とか庵~本名荒井Webサイト
http://www2.jan.ne.jp/~psyzans/index.html

www2.jan.ne.jp

 
 の中のドルアーガの説明が我が意を得たりというか、でしたので、一杯引用させていただきます。

 

イース・オリジナル~「イース」の黎明
http://psyzans.com/Kura/Original1/Original1-1.html

psyzans.com

 

ドルアーガの塔」(1984/7・ナムコ


 「ドルアーガの塔」(以下「TOD」と略)は面クリア型のアクションゲームで、「ゼビウス」(1983/2・ナムコ)の作者遠藤雅伸氏が手がけています。プレイヤーは主人公ギル(ギルガメスの愛称)を操作し、ドルアーガが支配する60階建ての塔を登っていきます。各階は迷宮になっており、ドルアーガの手下たちが行く手を阻みます。鍵を手に入れて扉に入れば一面クリア、次の階に行けますが、各階にはギルを手助けする品や強力な武具といった宝物も隠されています。中にはドルアーガを倒すために必要なものもありますので、これらを探すことも重要となります。「TOD」はアクションゲームなのですが、謎解き要素や成長要素が盛り込まれ非常にCRPG色が強く、それまでにない作品となっていました。

 

 「ハイドライド」は「TOD」風の外見を備えてまして、実際似ている部分が多いのですが、「TOD」とは全く異なる作品となっています。その差はよりCRPGとしての味付けがされたことでしょう。


 「TOD」の場合、ギルの成長はもっぱら宝物によるもので、敵を倒せば強くなるというものではありませんでした。また、ギルには体力値が設定されているのですが、隠し属性値ですので、プレイヤーが数値を把握することはできませんし、減っても任意に回復させることもできません。そして何より、「TOD」はゲームオーバー時のコンティニューこそ可能ですが、進行状況をセーブできません。一度クリアを目指してゲームを始めたら、プレイヤーは60階を上りきるまで筐体の前から離れられないのです。CRPGに通じる内容こそ備えていますが、「TOD」は飽くまで面クリア形のアクションゲームなのです。

 
 ですよねー。


 あと面白いこぼれ話も。
 ↓

PCエンジン版「TOD」は他とはひと味違う移植になっている。グラフィックが続編「イシターの復活」(1986/7・ナムコ・アーケード)風に改められたほか、各フロア開始時にイシターが宝探しのヒントを教えてくれるなど難易度の低下が計られた。他にもパスワードコンティニュー、体力の常時表示、成長要素の強化など、アーケード版の問題点があらかた解決されている。この変更は遠藤氏の監修によるもので、本人もおおもとのコンセプトに最も忠実で、シリーズ中一番出来がよいと認めている。

 
 へー。

 
ドルアーガの塔PCエンジン
ドルアーガの塔 【PCエンジン】

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)
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