感想:特撮「仮面ライダーW(ダブル)」第1話「Wの検索/探偵は二人で一人」


 特撮「仮面ライダーW(ダブル)」の感想です。

■公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/double/

 地上波・テレビ朝日系での視聴です。

第1話 Wの検索/探偵は二人で一人


■あらすじ

 架空の都市「風都」で私立探偵を営む「左翔太郎」の元に、探偵業の師匠の娘「亜樹子」がいきなり現われ、事務所の明渡しを要求した。さらにそこに翔太郎の友人が現われ、消えた恋人を探して欲しいと言う。翔太郎は捜査するうち、怪物「ドーパント」に襲撃される。ドーパントとは、「ガイアメモリ」というアイテムで超人的な能力を得た人間の成れの果てのことである。翔太郎は相棒「フィリップ」の検索能力で手がかりを探し、ついに探す人物を見つけるが、その相手こそ先の襲撃者「マグマドーパント」の正体だった。翔太郎とフィリップは仮面ライダーWに変身してマグマドーパントをKOするが、そこに新たな怪物が現われ、マグマドーパントを運び去ってしまう。

今回の怪人=マグマドーパント

■感想

 前作「ディケイド」の変則的な放送スケジュールにより、9月頭開始と言う訳の解らない時期に始まった新番組。とりあえず、「探偵物」という設定はそこそこいい感じです。「依頼を受ける→捜査する→実は事件はドーパントの仕業でした」と素直に話が組み立てられそうです。

 主人公役の二人ですが、とりあえず芝居は問題無しですね。ライダーの初回は毎回「<ブレイド>の主役並みのかつぜつの悪さだったらどうしよう・・・」と怯えながら見なきゃいけないので、ホントドキドキします。今回は合格でした。

 ライダーのデザインですが、顔に口にあたる部分が無いので(パッパラ隊の)「しっとマスク」を思い出す・・・、左右の色が違うというのは、まあ、キカイダーがありましたから、その内に慣れるでしょう。ヒーローのクセに手足がびろびろ伸びる気持ち悪さもまあその内(以下略)

 変身のたびにUSBメモリを挿し直したりするのは苦笑ですが、やはり玩具にもデータの転送とかいうギミックが採用されるのでしょうか。

 しかし、記念すべき第一話がいきなりキッチリ終らないと言うのがなんかなぁ・・・、こういう「閉まらない蛇口」みたいなだらしの無さ?は止めて欲しいんですけどね。一話完結のルールを全く守らないので、話にしまりが無くてダラダラしたストーリーになってしまうのが、2000年代ライダーに見られる悪い癖だと思うんですよ。すこし締めて欲しい。

 とは言え、少なくとも「ディケイド」よりはマシっぽい気がします。奇跡の傑作「電王」を超えるのはムリかもしれませんが、頑張ってもらいたいとは思いますよ。