
先日ネットでアナログゲーム関連で面白いネタがあったので、ちょっと雑談。
■ネタ1
TCG(トレーディングカードゲーム)でカードの引き運のいい方が悪い方に勝つのが納得できない。運要素を排除したガチ頭脳戦だけのTCGが欲しい。カードはデッキのすべてが最初から使えるようなスタイルでよい。
あぁ~、この発想は良くわかります。負けたときは「たまたま俺の運が悪くて負けた! あいつが勝ったのは単に運が良かっただけ! 純粋な頭脳戦ならおれの方が強い!」と思いますもんね(※勝利は俺が強いから。負けたのは運が悪かったから)
ただ、これ、ほとんど需要は無いと思うのよねー。
・理由1
負けた時の言い訳ができない。今までは「ドロー運が悪かっただけ!」と言えましたが、運を排したらそれが言えなくなって屈辱感が倍増する。
・理由2
そもそも人間の頭で処理できない。デッキのカードすべて、例えば40枚を一度に広げ「どれから出すか? その次は?」とか考え始めたら負荷が凄い。最初の一枚を出すまでに1時間かかるとかになりかねない。今は手札数枚からどれかを選ぶ、という形だからプレイ可能。この問題を解決するには「カードの枚数を減らす」しかないが、その場合、展開が狭くなるだろう。
ガチヘビーゲーマーなら「それでもかまわない」というかもしれませんが、たいていの人はそんなキツイゲームをプレイしたくなどないでしょう。多分ごく小人数だけが喜ぶマニアックゲームとなります。
まぁ、TCGの歴史が30年超なのに「運を完全廃止したタイトル」がメジャーでない時点でもう答えはでているんですよねぇ。
■ネタ2
TRPGは全部同人でいい。商業ベースである必要がない
あぁ~、この発想は良くわかります(コピペ)。同人物がいくらでも手に入るのに、商業モノだからありがたがる理由がわからん!
では思考実験~! 「もしも今のこの瞬間商業TRPGが消滅したら?」。数年は別にどうということは無いでしょうが、10年後には同人TRPGも壊滅するでしょうねぇ。
・理由1
新規の人が入ってこなくなる。商業ベースの何かを見て「やってみようかな」と考えるのはあり得ても同人を見て新規に入ってくる可能性は低そう。
・理由2
同人の物が出なくなる。アマチュアは商業のプロの仕事を見て「こんなのを作ってみたい」とか「欲しいものが無いから自分で作ろう」と触発されるもの。商業の商品が無くなったらそんな意欲がわくはずがない。
理由1と2で新しい人も物も入ってこなくなるので同人が停滞します。まぁ「今あるルールブックを永遠に使うし、今プレイしている仲間がいるから、何も問題ないね!」と思っていても……、人は趣味を永遠には続けられません。就職、結婚、昇進、子育て、転勤、自身や家族の病気、介護、……、いくらでも止める理由はあります。
新しい血が入らず、人は抜けていく一方。こんな環境がずーっと持つわけがなく、10年後には「知る人ぞ知る趣味」に成りはてて、
「TRPG? もう25年くらいやってないなぁ…… 今は仕事が忙しいし親の介護もあるし」
とか
「TRPG? 父親が学生の頃にやっていたと聞いたことがあります。自分は全く興味ないですけど」
とか
言われることになること必至ですわ。何故言えるか? ボードウォーゲームがほぼこの状態だからです(涙)
テーブルトークRPGがよくわかる本
