アニメ「失われた未来を求めて」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■失われた未来を求めて
http://ushinawareta-mirai.com/■原作ゲームサイト(※ブランドは2012年に活動停止)
http://trumple.jp/top.php
第9話 『第九話 過去への扉』
■あらすじ
佳織は命は取り留めたものの、今後意識が回復する見込みは無かった。奏は佳織を目覚めさせるため、大学は医学部に進むが、脳に関して知れば知るほど治療の見込みが無いことを思い知らされる。一方、愛理は大学で量子論について研究していた。やがて、二人は凪沙に、内浜学園の跡地に建設中の建物に呼び出される。そして、ゆいは想像を絶する超技術で作られた「人造人間」だったこと、転校したとされていたゆいは事故直後に機能停止したこと、凪沙が部室に持ち込んでいた黒いキューブはゆいに反応すること、キューブは学校内の部室近くの位置でも強く反応すること、などの真実を教えられる。佳織の母・詩織も研究チームの一員で、ゆいの技術を解析すれば、佳織のもう一つの体を作り、意識をコピーして佳織を蘇らせられる、と考えていた。奏と愛理は大学を中退して、凪沙たちの研究に参加する事になった。
長い時が経ち、ついにゆいを模倣した佳織の体が完成した。しかし佳織からの意識コピーは失敗し、代替の体には別の意識が宿ってしまう。奏は絶望するが、そこから突然ある突拍子も無い仮説にたどり着く。それに取り付かれた奏は、佳織の代替の体を「ゆい」に作り変える。奏の考えによれば、現在と過去に内浜学園に有った黒いキューブを一種のタイムマシンとして、自分たちがゆいを過去に送り込んだはずだった。その目的はゆいに10月14日に起きた佳織の事故を阻止させること。そして奏の試みは成功し、ゆいは佳織がまだ元気だった時点へと時間を遡ることに成功した。
■感想
ようやく謎解き編です。まあ「予想もしていなかった驚愕の展開」というほどでもなく、予想の範囲内では有りました。時間移動について、一応それらしい理屈はつけてはありますが、「一番最初のゆいはどこから来たのか」とか「凪沙は黒いキューブを何で何故わざわざ部室に持ってきていたのか」とかについては、ほころびというか強引なこじ付けというか「そこは気が付かない方向でよろしく」みたいな感じで逃げてますよねぇ。このあたりもきっちりかっちり理屈をつけてほしかったなぁ。
★蛇足
公式サイトのあらすじ欄が更新されていないのに腹が立つ。仮面ライダーとか戦隊シリーズのサイト(放送直後にすぐに更新されている)を見習ってもらいたい。