感想:アニメ「タイガーマスクW」第2話「虎とライオン」


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テレビアニメ「タイガーマスクW 」公式サイト http://www.toei-anim.co.jp/tv/tigermask_w/

【※以下ネタバレ】
 

第2話 虎とライオン

 

あらすじ

 ミスXはタイガーマスクを潰すため、あるレスラーを日本に呼び寄せようとするが、虎の穴上層部は代わりにイギリスマットの大物ブラックパイソンを派遣する。ミスXは記者会見を開き、タイガーマスクに正式参戦を呼びかけ、応じないなら興行を邪魔したということで訴えるという。そこに春奈が現われ、試合はするが、自分たちのリングでなければ承諾しない、と主張し、両者は睨みあう。そこに新日本プロレスの永田が現われ、新日本のシリーズ最終戦のセミファイナルでタイガー対ブラックパイソンを行なうことを提案し、春奈もミスXも了承する。

 ところが永田はさらに興行を盛り上げようと、その三日前の興行で、タイガーマスクとブラックパイソンがタッグマッチで対決する前哨戦を強引に組んでしまう。ブラックパイソンのパートナーはタイガー・ザ・ダークが務め、タイガーマスクは新日本の若手(ヤングライオン)の若松龍と組むことになった。

 試合では龍が虎の穴コンビに一方的に攻めまくられるが、タイガーはブラックパイソンを連続ジャーマンで完全にKO、さらにタイガー・ザ・ダークを捕まえている隙に、龍が失神状態のブラックパイソンをフォールしてしまう。タイガーマスクはミスXにもっと強いレスラーを連れて来いと要求、それに応えてミスXは最終戦で《赤き死の仮面》レッドデスマスクタイガーマスクと戦うと言い放つ。


脚本:千葉 克彦  演出(絵コンテ):角銅 博之  作画監督:小泉 昇  美術:中林 由貴/木賊 美香


感想

 やべぇ、面白すぎる(笑) この秋クールで一番面白いアニメかも(笑)


 もっと昭和の香りの泥臭いアニメかと思ったら、普通に21世紀クオリティのシナリオ展開で全然退屈しないし、汗臭い男たちのプロレスシーンだけでなく、美少女エージェントと爆乳マネージャーのにらみ合いとかも有って、なかなか解っているという感じ。

 し・か・し、それ以上にウケるのが実在のブロレスラーが実名で登場するところですわ(笑) 新日本の永田さんが突然記者会見の席に割り込んできて「うちの興行でやりましょう」とか言い出すあたり、現実と虚構のミックスぶりに腹を抱えて笑いました。あとオカダは結構ハンサム気味に描いてあるのに、永田さんは現実よりおっさんになっているのも可笑しい(笑)

 さて春奈って何歳なのだろう? てっきり女子高生だと思っていたのですが、車の免許を持っているから最低でも18歳か……、これで二十歳超えているとかはないよねぇ?

 ミスXの「次は赤き死の仮面を呼んでくる!」とか心底もう笑ったわ(笑) ホント、昔のアニメを見ていた人たちへのアピールぶりが凄い(笑) 99パーセントの人にとっては「はぁ、そうですか」で終りですが、残りの1パーセントは「フヒハハハハ、次は赤き死の仮面かよ(笑) どんだけ昔のキャラを出すのか(笑)」と微笑が止まりません。でも多分21世紀に噛み付き攻撃とかはしないだろう……


 このアニメは全1クールなのは間違いないから、このテンポだと全然イエローデビルに復讐できそうにないですね。してみると、最終回は「ナオトとタクマの戦いはこれからも続く」的な結末なのでしょうねぇ。


 それはそうと、ミスターXを早く出せや!