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放送 AT-X
【※以下ネタバレ】
第6話「Act:06 A Legacy of Amadeus」
あらすじ
ドロシーの極端すぎるピアノの音色に穏やかな寝覚めを妨げられたロジャーは、彼女を伴い、ビストロ「アマデウス」を訪れ、昔からのなじみのピアニスト、R・インストルに彼女のピアノのレッスンを依頼する。アンドロイドとは思えない繊細なタッチで鍵盤を弾く彼の指……。だが、その奇跡の指はインストルの生みの親、天才科学者アマデウスの“遺産”によって、別の役割が隠されていた。
ある朝。ロジャー・スミスは、またしてもドロシーの騒音めいたピアノ演奏でたたき起こされるが、ドロシーは目覚まし代わりだと悪びれる様子もない。我慢が限界に達したロジャーは、ドロシーを伴い、ビストロ「アマデウス」へと連れていき、店の主人でピアニストでもあるアンドロイド・インストルに引き合わせる。
ロジャーはインストルにドロシーへピアノ演奏を教えてやって欲しいと頼み、インストルは快諾する。練習中にギーゼングという老人がインストルを訪ねてくるがインストルは追い返す。
そのことが気になったロジャーは軍警察を訪ね、ダストンにさりげなくギーゼングについて聞く。ギーゼングは既に亡くなった天才科学者でインストルの製造者でもあるアマデウスの研究仲間で、二人で「フォノソニックマシン」を研究していたが、アマデウスの死後パラダイム社からの資金提供を打ち切られたとのことだった。アマデウスは自宅で事故死したが、その際、屋敷の半分は消滅していたという。
別の日、ロジャーはまたドロシーと共に「アマデウス」を訪ねるが、店は閉まったままで、強引に忍び込むと店内には巨大な穴が開いていた。ドロシーはロジャーにインストルを無事に救い出してほしいと頼む。
二人は郊外のアマデウスの半壊した屋敷に向かうが、その目の前で地中からメガデウスが現れる。メガデウスを操縦していたのはインストルだった。インストルはロジャーを見つけると、自分はピアニストではなくメガデウス・コンスタンテを動かすための「インストルメント」として作られた存在だったという。アマデウスはパラダイム社に見捨てられて資金提供を打ち切られ、復讐のためにメガデウスを作ったので、自分が父親の望み通りパラダイム社に乗り込むという。
ロジャーはインストルの話が自分の聞いた話と食い違っていることを指摘しようとするが、インストルはギーゼングにけしかけられ、コンスタンテを前進させ始めた。ロジャーはビッグオーに乗り込み対峙するものの、巨大フォノソニックマシンを装備したコンスタンテに大苦戦する。
しかしその時屋敷でドロシーがピアノ演奏を開始し、インストルがそれに気を取られた隙にロジャーはコンスタンテの腕を破壊しフォノソニック攻撃を停止させた。ギーゼングは屋敷のドロシーを携帯フォノソニックマシンで攻撃しようとするが、落ちてきたコンスタンテの腕に押しつぶされて死んだ。インストルはロジャーにコンスタンテを破壊してくれてよかったというが、彼の両手はコンスタンテとの接続のため大事な指が失われていた。
後日。インストルの両手は(経緯がよくわからないけど)復活していて、ロジャーの屋敷で、かつてのピアノの腕を取り戻すため練習を続けていた。ロジャーは彼の演奏を聞いて良い気持ちになるが、次の瞬間ドロシーのけたたましい演奏に切り替わってしまい怒りを爆発させて〆。
感想
何故インストルの両手は復活できたのか、とか、アマデウスは結局何のためにメガデウスを作ったの? アマデウスが作ったのでないならギーゼングが作ったのか? とか謎だらけで、相変わらずシナリオの細部の詰めが甘い作品です。でもまあレトロ調のロボットの大バトルが見れるから、細かいことは気にしないでおきましょう。
メガデウス・コンスタンテは手が八本もある蜘蛛っぽいでサインですが、真価は八本手を放射状に広げて振動させ音波攻撃をするギミックに有り、ちょっとほほうとなりましたです。全体のデザインはダサめでしたが……